谷中公一のソコまで聞いちゃう!?[2012年5月11日対談記事] 1ページ/3

今回のゲストは、今年2012年にデビューした天間昭一厩舎所属の原田和真騎手です。よろしくお願いします。

原田:よろしくお願いします。

原田騎手は谷中さんと同じ天間厩舎に所属されているということで、この対談では初めてのケースですね。一緒の厩舎で仕事をしているジョッキーがゲストというのは。

谷中:あ、確かにそうだね。これまでは正直、対談前までちゃんと話したことがない子もいたけど、原田くんとはいっつも喋っているからね。

今日も何だか仲良さげに二人揃って登場されましたけど、普段はどんな会話をされているんですか?

谷中:何の話をしてるんだろうね?馬の話はしないもんね、バカ話ばっかりで(笑)。

原田:そうですね(笑)。谷中さんは本当に親しみやすですからね。ウチの厩舎にきて2日くらいで完全に馴染んじゃっていましたし(笑)。

谷中:もう厩舎の大仲で、我が家のようにくつろいでいるよ(笑)。

ちなみに原田騎手は、谷中さんのことを天間厩舎に転厩されてくる前からご存知でした?

原田:知っていました。僕、阿部厩舎の手伝いをさせてもらっていたので。

谷中:そうそう。でもそのときは、まだ阿部厩舎の仕事で四苦八苦していたから、俺もガッチリ絡めなかったんだけど、原田くんのことは知ってはいたよ。で、今回、天間先生の厩舎でお世話になることになって、そういえば天間厩舎には原田くんがいるな、と思って。今までの仕返しをされないかなってオドオドしながら、子ウサギのようにブルブル震えて大仲に立っていたら「よう!」って、原田くんの方から声を掛けてくれたんだよね。

原田:そんなエピソードはないです(笑)。


谷中:「よう!新入り!」って(笑)。原田くんが気さくに声をかけてくれたから、俺も緊張がほぐれたよ(笑)。

原田:だから「よう!新入り!」とか、言っていないです(笑)。

本当、仲が良いですね(笑)。そんな気さくな原田騎手ですけど、そもそも騎手を目指したキッカケを教えてもらえますか?ここにデビューした週の競馬ブックがありますけど。

原田:あー、新人騎手紹介のコーナーがありますね。(資料を見ながら)ここに書いてある、賞金が高いからジャパンカップを勝ちたいっていうのが主軸ですね。ウチはすごい貧乏だったんで、とにかくお金を稼ぎたかったっていうのと、体も小さかったし、このままサラリーマンになるのも…と思って。

谷中:お金が最初の動機だったんだね。競馬は昔から見ていたの?

原田:父親がすごく競馬が好きで、小学生の頃からずっと京都競馬場で場所取りをさせられていたんですよ。土日で学校が休みだから、朝の8時くらいから競馬場について、父親から新聞紙を渡されて、ひとりでアリーナに行っていたんですよ。場所を取るときも、新聞紙を敷いていましたけど、新聞紙が無くなったときは、僕が寝ころんで場所取りをしていましたからね。

谷中:お父さんが来るまで、そうやって場所を取っておかないといけないんだ。

原田:そうなんですよ。お父さんはパドックとか見に行っているんで。それで、京都競馬場のお客さんって、新聞で場所取りをしていても気にしないでガンガン入って来るんですよ。だから僕が見張っていて、新聞紙に他の人が座ろうとすると、ちょっとスイマセン、ここ取ってるんでって、番犬みたいに(笑)。だから本当に競馬場が嫌いだったし、競馬なんて全然見ていなかったです。

谷中:えー、そうなんだ。それがどうして、ジョッキーになろうっていうところまで競馬に興味が…。さっき言っていた、お金を稼ぎたいっていう理由だけじゃないでしょ?

原田:競馬場にいるとき、ずっと周りの競馬ファンの方たちを見ていて、この人たち、何でこんなに盛り上がっているんだろう?と思っていたんですよね。それから、僕が意識して競馬を見た初めてのレースがアドマイヤジュピタが勝った天皇賞だったんですけど、レース後の騎手の集いっていうイベントを見て、何ていうか、見ていて心地良いというか。

谷中:俺も集いてえ~!みたいな(笑)。

原田:集いに参加してえ~、と(笑)。岩田さんがベロベロに酔って出てきたときの集いなんですけど、それを見て、こんなに会場を沸かせるなんて凄いなあと思って。

谷中:ベロベロ(笑)。岩田ジョッキーって面白いキャラだもんね(笑)。

原田:あと、僕、ずっと空手をやっていて、背が大きくなりたいと思っていたので、背が低くて体重が軽いっていうのがコンプレックスだったんです。でもジョッキーって、小柄な体を生かした仕事じゃないですか。それが凄く魅力的に思えたっていうのもありました。

谷中:そうなんだ。原田くんって、運動神経が良いなって思っていたんだけど、小さい頃から空手をやっていたっていうのも関係あるんだろうね。ちなみに勉強はどうだった?

原田:していましたよ。僕、学校の授業は全く聞いていなくても、試験前にちょっと勉強したら良い点が取れる感じだったんですよ。

谷中:要領がいいんだね。

原田:だから、競馬の騎手になるって言ったときは、母親に反対されました。競馬学校の1次試験で落ちれば、時期的に高校の受験勉強に支障はないんですけど、2次試験まで進むと、受験勉強に支障が出るというイメージが母親にはあったんですよね。それで、母親としては、どうせ競馬学校の受験に落ちるだろうから、高校受験に備えて勉強をしておきなさい、と。でも僕は、競馬学校の受験には落ちない自信があったんですけどね。何でか知らないですけど、自信がありました。

谷中:原田くんが頭が良いっていうのは、分かるんだよね。こっちが言っていることが通じるから話しても面白いし。まあ、俺のレベルが低いのかもしれないけど(笑)。

原田:突っ込みやすいですからね、谷中さん(笑)。

谷中:原田くんの会話の反応が良いから、こっちもまたボケたくなっちゃうんだよね(笑)。本当に賢いんだよね。ただ、賢いがゆえにいろいろと考え過ぎるところが…、急に競馬の話をするけど、この賢いところがね。俺もよく考え過ぎて失敗したことがあるからね。やっぱり競馬って、数を乗って体で覚えていくのもひとつだからさ。せっかく一緒の厩舎で働ける機会が出来たから、これからは、無論ギャグを中心に教えていこうと思っているんだけど、その合間合間で競馬のことも教えていってあげようかな、と(笑)。

原田:やっぱり主軸はギャグなんですね(笑)。まあ、考え過ぎっていうのは、競馬学校時代から言われていたんですけどね。

周りからそうやって言われてきて、原田騎手としては、自覚症状はあるんですか?

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