馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

NHKマイルカップ
連続騎乗の舞台裏には…

今週日曜日は、5週連続東京G1の第一弾NHKマイルカップ

さまざまな路線からの参戦があり、能力比較が難しくなかなかの混戦ムード。

そんな中で注目したいのは…

前走のアーリントンカップの時、このコーナーで取り上げたダノンスコーピオン

当時の話を振り返ると…

鞍上は引き続き川田騎手が手綱を取るが、実はNHKマイルカップではセリフォスでの参戦がほぼ内定している。

ゆえに、ダノンスコーピオンの陣営も次走のNHKマイルカップもセットで騎乗できるジョッキーを探す案も浮上していたが、最終的にはオーナーサイドとの蜜月な関係もあり、トライアルだけの騎乗でも川田騎手でいくことになった。

というものだった。

結果、見事その一発騎乗で結果を出し勝利を飾った。

そして、レース後にまた動きがあった。

なんと川田騎手が、本番でもダノンスコーピオンに乗りたいと、セリフォスの陣営に頭を下げたという。

一見、セリフォスにはこの2戦川田騎手は騎乗しておらず、ダノンスコーピオンに連続騎乗なので、裏でそんな動きがあったことには気付かないだろう。

しかし実際、もし香港遠征が無ければデイリー杯2歳ステークスも朝日杯フューチュリティステークスも、川田騎手がセリフォスの手綱を取っていた可能性は高い。だからこそ早々にNHKマイルカップはセリフォスに乗ると決めていたはずだ。

しかしながら、アーリントンカップのダノンスコーピオンの走りが、それを覆すほどの感触だったのだろう。

となれば、このダノンスコーピオンに注目したくなるというもの。

なんと、この春のG1では有力馬が引かされることの多い大外枠の8枠18番を、この馬が引いてしまったものの、こういう時の川田騎手の頭脳的騎乗はまた見もの。その騎乗ぶりはますます注目だろう。

ところで、この一件で割を食ってしまったのは松山騎手。もし川田騎手がセリフォス騎乗ならダノンスコーピオンの鞍上にほぼ内定していた。

それが叶わなくなり、新潟大賞典に矛先を変えたのだが…

その騎乗予定だった有力馬、恐らく1番人気だろうと言われていたアドマイヤハダルが、今週の追い切り後に不安が出て回避。ノーザンFの采配でシュヴァリエローズに乗る事にはなったが、流れて流れてのレースになる事は確か。

こういう時に松山騎手がどういう結果を残すのか、反発して見事勝利する様ならば、逆にこの後のG1戦線でも目が離せない存在になるだろう。ある意味でその騎乗ぶりも注目。

因みに…

そのシュヴァリエローズにもともと騎乗予定だったのは富田暁騎手。玉突きで弾かれ新潟大賞典での騎乗馬は無くなってしまった。

しかし今の富田暁騎手は、ここまで年間40勝ペースで勝っている様に、ステップアップしてきている勢いある若手騎手の一人。この逆境をどう乗り越えてくるか、この日曜日の新潟の注目ジョッキーと言えるかも知れない。


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