上位人気馬(1~3番人気)が8勝2着4回、1番人気は5勝とまずまずの成績を残している。平均配当は【馬連1950円】【3連複9010円】【3連単3万6500円】。馬連3桁配当は3度、馬連万馬券が2度。3連単最高配当は9万5520円。順当な決着もあるが波乱になるケースもある。1番人気で勝った5頭は全てオークス馬であり1番人気ならオークス馬、単穴なら9頭連対している3~5番人気。
8~10番人気の伏兵馬が5頭馬券圏に好走している。5頭中3頭は桜花賞かオークスに出走。また前走戦のローズS&紫苑Sで4着以内好走。1800m以上での距離で勝ち星があるか、京都競馬での連対実績がある馬。コース実績・重賞出走歴ありの人気薄には要注意。
コース設定は京都・芝2000メートル(内回り)。スタンド前の直線の半ばからスタートして、内回りコースを一周。1コーナーまでの距離は300メートルほど。1~2コーナーを回りきるまでには隊列が決まりペースも落ち着き前有利に見えるが脚質では中団から後方待機組の好走が目立つ。逃げ・先行馬は2連対のみと大苦戦。中団から後方待機策で上りが速い脚が使える馬が狙い。
春はフローラSを勝ってオークスに臨み、アルマヴェローチェら桜花賞上位馬をまとめて差し切ってG1制覇。秋初戦のローズSも不利を受けながら勝ち切って重賞3連勝としている。
中京芝2000mでの新馬勝ちの時から素質の高さを評価されていた馬だが、アルテミスS、エルフィンSとマイルで2連敗して足踏み。ここまできた段階で振り返ると、マイルは適性外だったということなのかもしれない。
今年からローズSと秋華賞の間隔は中4週に。この中間は在厩で9月28日から時計を出し始め、1週前追い切りは川田将雅騎手が騎乗してウッドコースで長めからの3頭併せ。大きく先行していた2頭に並びかけ、最後は3頭ほぼ併入。ラスト1ハロンは11秒2と上々だった。
友道康夫厩舎は秋華賞を勝てばヴィブロス以来、金子真人オーナーはアカイトリノムスメ以来。川田将雅騎手は三冠を達成したリバティアイランド以来となる。経験豊富な一流たちのチームというのは頼もしいところ。
使い出しが2000mでしたが2.3戦は1600mの距離を使い⑥④着。兄キープカルムもマイル中心に使われていますが、同馬はマイラーではなく芝の長いところで活躍するタイプです。フローラS・オークスと左回りで勝っていますが右回りの方がコーナリングはスムーズで今回がベスト条件と言えるでしょう。
オークスは勝っていますが、成長途上の状態で勝ち上がり、夏休みで成長が著しく、前走のローズSでは過去一番の状態だったと関係者が話していました。今回はさらに状態が上向きで川田騎手も厩舎関係者も手応えを掴んでいます。オークスはシュタルケ騎手でしたが、デビュー戦から手綱を取っている川田騎手も一冠獲りに力が入るでしょう。
今年の桜花賞馬。オークスは騎乗していたルメール騎手も管理する森一誠厩舎も「敗因は距離」と認める9着に終わったが、1800mならレコード勝ちの実績がある。2000mの今回はどこまで巻き返してくるか。
夏はNF天栄に放牧に出ており、8月中には秋華賞に直行というプランが決定。9月24日に美浦トレセンに帰厩している。1週前追い切りはルメール騎手が騎乗し、ウッドコースでの併せ馬で楽に先着。その後栗東に移動し、最終追い切りは栗東で行われる予定となっている。
昨年の秋華賞はチェルヴィニア、ボンドガール、ステレンボッシュという関東馬のワンツースリー。一昨年の秋華賞はリバティアイランド、マスクトディーヴァ、ハーパーで関西馬のワンツースリーだった。エンブロイダリーには関東馬トップとしての期待がかかる。
開業2年目でGⅠ勝利達成した森一誠調教師。元々、堀宣行厩舎の厩務員・調教助手として働き、GⅠ馬サリオスも担当していた腕利きでもあります。東京農工大学卒業後にノーザーファームに入社した経緯もあり社台との繋がりも強力ですし高レベルの馬が入ります。
桜花賞同様に栗東滞在で調整しています。夏の休養で「体がパワーアップしている」と関係者もオークス時よりも状態の良さを強調しています。距離の不安はありますが、関係者は「気性面の成長からも2000mの距離なら」と折り合い面の課題も成長した今なら不安なしとのこと。距離面で人気が被らない立場でもあり2冠達成も十分にあるでしょう。
トライアルの紫苑Sを逃げ切って秋華賞への切符を手にしたドゥラメンテ産駒。春もスイートピーS3着からオークスに出走していたが、これは賞金ボーダーが低く1勝馬ながら抽選に通った形だった。今回は自信を持ってG1に臨めるだろう。
オークスではマイケル・ディー騎手が騎乗したが、今回は主戦の西塚洸二騎手が騎乗予定。西塚騎手はケリフレッドアスクの紫苑Sが重賞初勝利で、実際に騎乗することになればこれがG1初騎乗ということになる。
紫苑Sから秋華賞は中5週。この中間は短期放牧を挟み、10月2日からトレセンで時計を出している。1週前追い切りには西塚洸二騎手が跨り、同じアスクの馬と併せて良い動きを見せている。紫苑Sは意表の逃げだったが、今回はどう動いていくか。
前走の紫苑Sは秋華賞への出走権利取りに勝負仕上げでの出走。反動が気になるところでしたが、稽古の動きを見る限り全く問題なしと言えます。春先は気性面の幼さがあり、暴れて外傷して出走を取り消したこともありヤンチャな牝馬でしたが、夏場を休養に充て気性面の成長も見られます。
京都内回りはベスト条件でもあり前走以上に陣営のトーンは上がっています。兄姉にはファンタジスタ、ボンボヤージ、アスクワンタイムなどの重賞勝ち馬がいる血統で陣営の期待も高い馬です。鞍上からも人気にもならずノーマーク。スムーズな競馬が出きれば上位争いも可能です。
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