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重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

【NHKマイルC】41万馬券の昨年もワンツー決着で該当した《激熱ポイント》

今週のNHKマイルC(G1)は、昨年の3連単41万馬券を筆頭に、高配当決着が続いている波乱傾向のレースです。

今年も多くの競馬ファンが頭を悩ませそうですが、近年は興味深い傾向が出ています。

それはズバリ、外枠《8枠》です。NHKマイルCでは過去4年続けて8枠に入った馬が3着以内にきています。

2019年
1着アドマイヤマーズ(2人気) 8枠17番
2着ケイデンスコール(14人気) 8枠18番

2018年
3着レッドヴェイロン(9人気) 8枠17番

2017年
1着アエロリット(2人気) 8枠18番

2016年
3着レインボーライン(12人気) 8枠18番

特に大外8枠18番が3回も馬券に絡んでおり、人気穴馬の決着になった19年の8枠ワンツーは象徴的でしょう。

これには、10週間の長期間に渡り行われる東京開催の“馬場状態”が関係しています。

NHKマイルCは、開幕週から使用している“Aコース”の最終週。その3週目ともなると、ラチ沿いの芝が傷んでくるため、馬場の内と外で状態に差が出てきます。

そうなると、綺麗な馬場を走れる外枠が自然と有利になるわけです。距離ロスが生じる18頭立ての8枠は不利。ところが実際は逆なのです。

比較として、NHKマイルCと同じく東京芝1600mの舞台で行われる、来週のヴィクトリアマイル(G1)が分かりやすいでしょう。使用するのは今週までのAコースから3ｍ外に仮策を設置するBコースに替わります。

これによりNHKマイルCでは8枠が活躍しているのに対して、ヴィクトリアマイルでは一転して不利になるのを覚えておいてください。

■NHKマイルC 8枠
【2.1.2.7】
■ヴィクトリアM 8枠
【0.1.0.11】

この絶好枠を引き当てたのは⑯ストーンリッジ、⑰サトノインプレッサ、⑱ウイングレイテストの3頭。特に馬券に絡んでいる大外のウイングレイテストは、前走4コーナーで外に弾かれる不利がありました。スムーズに走ることができたら面白そうです。

このように、同じコースでも開催時期や使用コースが異なるからこそ、浮かび上がってくる馬券の攻略ポイントがあります。

例年以上に注目馬が揃ったNHKマイルC(G1)で、本当に買うべき5頭を参考にしてみてください。

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