採れたて!トレセン情報

第809回&第810回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●偉業達成なるか●

フルゲート割れの15頭立てとなった今年の朝日杯FS。

断然の1番人気は紅一点のグランアレグリア。

初戦で楽に負かしたダノンファンタジーが先週の阪神JFを勝利したこともあり、牡馬相手でも、という期待がかなり大きい。

期待の大きさは相当なもので阪神JFではなく朝日杯FSを選んだことからもわかる。

では、なぜ朝日杯FSを選んだのか。

先週の日曜日は香港国際競走があり、ルメール騎手はノーザンファーム関連の馬で挑むことがかなり早い段階から決まっていた。

そのうえグランアレグリアが阪神JFへ向かえばルメール騎手は乗ることができないし、阪神JFにはノーザンファーム生産の有力候補が多数出走。分けて使うようにすれば阪神JFも朝日杯FSもどちらもノーザンファーム生産馬が勝利する可能性が高くなる。

実際、阪神JFの結果は1~3着までをノーザンファームが独占。

またグランアレグリアは藤沢厩舎で、先週の阪神JFに出走した社台ファーム生産のシェーングランツも同じく藤沢厩舎。

藤沢厩舎としても、強い牝馬2頭を使い分けることができるメリットがあった。

大人の事情がうまく噛みあったことで、牝馬の朝日杯FS挑戦となったわけだ。

偉業の達成となるのか。

14頭の牡馬がそれを阻止することができるのか。来年のクラシックに向けて目が離せない。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●今週も…●

今年の競馬も残り僅か、次週にはいよいよグランプリ有馬記念が行われる。

その前週となる今週のGIは朝日杯FS、テンモン以来の38年振りの牝馬の勝利か…スキーキャプテンに始まり、エイシンガイモン・エイシンキャメロン・エアスピネルで惜しくも届かなかった武豊騎手悲願の朝日杯制覇か…と盛り上がりを見せている。

この2頭は話題の中心であり人気の中心でもあるが、その2頭に待ったを掛けているのがデムーロ兄弟。

前売り2番人気に推されているアドマイヤマーズの鞍上は兄のミルコ。前走でのデイリー杯2歳Sを3連勝で制し、新馬・中京2歳S・デイリー杯2歳Sと無敗の3戦3勝、その実績だけ見ればメンバー中NO1とも言える。(ファンタジストが重賞2勝ではあるがマイル実績は無い)

弟のクリスチャンが手綱を取るのは新潟2歳S以来となるケイデンスコール。本来はデイリー杯辺りを叩いて朝日杯という目論見だったが、ザ石の一頓挫があって休み明けでぶっつけとはなってしまった。ただそれでも、乗り込み量は十分すぎるほどこなし、1週前追い切りではクリスチャンが跨り感触を得ている。

デビュー戦では兄のアドマイヤマーズに敗れているものの、内容的には五分のモノ。

何より、鞍上のクリスチャンの勢いは心強い限り。

先週も土曜日にはギベオンで中日新聞杯を制し、勢いそのままに日曜の阪神JFをも勝利、土日重賞連勝を成し遂げた。

この秋、短期免許で日本で騎乗し、先週まで6週で17勝を上げているように、モレイラやルメール、兄ミルコがいる中で目立たない存在ながらも確実に勝ち星は上げている。

それだけ勝てるジョッキーが、流れを掴みいいリズムで騎乗できているともなれば、それだけでも注目だろう。しかもその跨る馬が、上位とそん色ない立場の馬ならなおさら。

今週も「デムーロ」しかも「弟の方」というシーンは十分あるだろう。


【競馬場から見た推奨馬券】

【競馬場から見た推奨馬券】
土曜の中山は、芝が良、ダート稍重のスタート。そのおかげもあるが、直線向い風にも関わらず、ダートは時計が早い。今開催のダートは冬場のイメージを捨てて、力よりもスピード重視した方が良さそう。

まずは中山2R。新馬戦にて、その素質の高さを感じた15番ジーナアイリスが中心。
その新馬戦のパドックでは、馬っぷりの良さは目を引いたが、まだ全体的に緩さが残る印象。気合い乗りももう一つに映った。
そんな気配でも、レースでは行きっぷりが良く、スピード感は十分。余裕残りのために伸びを欠いたが、能力は示した。
勝った馬が、次走の特別戦を連勝したように強過ぎたために、着差は大きかったが、時計的にも悪くない。
3ヶ月ぶりとなるが、前走時よりも入念に乗り込まれているし、動きにも余裕が出てきているもよう。上積みもありそうだ。
もう一頭の人気馬の5番モーンストルムが、距離と坂に不安があると見ており、15番の頭の馬券をお勧めしたい。

単勝 15
馬単 15-5 15-9

自信度 A


もう一鞍もダート戦。混戦模様の500万の牝馬戦、中山7Rが面白い。
有力どころのほとんどが出走していた10月14日の東京戦に注目。脚抜きの良い馬場は今回と同じ。ペースは緩めで先行馬に有利な流れだった。2番手に付けて3着だったイセベルには、流れが向いた。4着のシネマソングスも好位に付けたが、勝ち馬に勝負どころで外から被せられ、下げて巻き返すロスがあった。5着ダイワメモリーは出遅れて、終始外を回された。この3頭はほとんど差はなく、着順と内容は逆に思えた。7着サイモンジルバはダイワと同じ様な位置から、追い比べで見劣った。9着ピンキージョーンズは、絶好位のポケットから伸びを欠いただけに評価しづらい。
一番強い競馬をしたと思った5番ダイワメモリーは、休み明けであっただけに上積みも望める。更には、芝だが、中山の1800mの新馬戦で器用に立ち回って勝っている。間違いなく右回りの方が良い。
軸はこの馬だ。
相手の本線は、馬場傾向を踏まえて2番イザベル。

単勝 5
馬連 2-5 5-14
3連複 2.5の2頭軸 4.6.7.14に流す

自信度 C

日曜の阪神は雨予報もある。ただ、極端な馬場悪化には至らなさそう。
今週まではAコース使用だけに、先週よりも更に内、外の利、不利が少なくなる。
先週のジュベナイルも、大外を回った2頭の決着。それだけに枠順はあまり気にしなくて良さそう。

軸は迷うことなく、グランアレグリアに決定。何よりも新馬戦が強かった。枠なりに外々を回り、馬なりで先頭。先週のジュベナイルを勝ったダノンファンタジーが必死に追いすがるが、涼しい顔をして楽々突き放した。本気で追えば更に時計も詰まっていたであろうが、2歳の早い時期に1分33秒6の時計は出色。
そして4ヶ月ぶりの前走が+18キロで、個人的には立派過ぎる造りに映った。本番の今回を見据えての造りと見てとれた。
その状態にも関わらず、出遅れて掛かり気味に外から進出。並の馬ならこの時点でアウトだが、そこから他馬を全く物ともせずに楽勝。エンジンが他馬とは違い過ぎる印象を持った。強い!
その後、1月だけ楽をさせて、1ヶ月間みっちり乗り込まれており、今回はお釣りのない仕上げ。万全の態勢でレースに臨みそうだ。それだけに負けるシーンが思い浮かばない。
あえてアラ探しすれば、ディープ産駒だけに東京がベストという点くらい。それさえも、絶対的な能力差の前では危惧に終わりそう。

相手も、6番アドマイヤマーズか、11番ケイデンスコールが有望。両馬は新馬戦にて直接対決しており、ハナ差の1、2着。
優等生な競馬をしたアドマイヤよりもケイデンの方が強く感じたが、大差はない。
それならばその後、新潟2歳Sに目標を置いたケイデンよりも、一貫してこの朝日杯を最大目標に置いたアドマイヤを、上位に取るのが妥当。

穴なら、気性的なモロさがありながら、これまで大崩れしていない5番マイネルサーパス。まだ本気で走っていない感じでの、前走レコード勝ちは立派。今回、馬が開眼すれば大化けするかも。

馬単 2-5 2-6
3連単 2-5-6 2-6-5 2-6-11


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●東西トップジョッキーを惑わせた…●

今年の競馬も残り僅か、次週にはいよいよグランプリ有馬記念が行われる。

その前週となる今週のGIは朝日杯FS、38年振りの牝馬の勝利か…武豊騎手悲願の朝日杯制覇か…と盛り上がりを見せている。そんな週末、土曜日には中山で牝馬の重賞ターコイズSが行われる。

このレースには、特別登録では20頭、水曜想定では18頭が出走を予定しており2頭が除外候補だった。その除外候補で補欠2番手(優先順位18番目)だったベルーガ、賞金順では2頭の回避馬が出なければ出走が叶わないため、ほぼ除外で間違い無い状況。

ただ賞金順では18番目でも、ハンデは上から3番目。ハンデ戦のレースは斤量上位3頭までに優先出走権があり、出走できる望みはまだあった。しかし、その3番目の斤量が7頭で並び、結局7分の1の抽選をクリアしなくてはならなかった。

それでも、ここへ出走ならば戸崎騎手の予定だった。

最終的には、投票日になって阪神のタンザナイトSに矛先を変えたのだが、ここには川田騎手が体を空けて待っていた。この川田騎手は1週前追い切りで跨り感触を掴んでいたのだろう、除外濃厚という事もあって体を空けていたようだ。

おかげで戸崎騎手はターコイズSで乗り馬が無くなってしまったのだが、7分の1という分の悪い抽選にも関わらずこの馬に拘った結果だから仕方の無いところ。そう、東西のトップジョッキーを惑わせたほど、このベルーガには魅力があるのだろう。

1年振りのレースだった前走でも能力は見せたが、今回はより注目しなければならない存在のようだ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●意地とプライド●

土曜日に行われるターコイズSは現役牝馬のトップクラスが集結した。

ハンデ差に加えて中山マイルというコースもよりレースを難しく、そして面白くしている。

そんな好メンバーでのターコイズSだが、フロンテアクイーンとデンコウアンジュの主戦である蛯名騎手はどちらにも騎乗せずに、1000万クラスがメインレースの中京へ遠征。

それはなぜか。

まず、フロンテアクイーンの前走、エリザベス女王杯で国枝師が納得できる敗戦ではなかったらしくお怒りに。

この時点ですでに短期免許でマーフィー騎手を国枝厩舎で預かることが決まっていたので、師は乗り替わりを決断。早い段階で蛯名騎手へ乗り替わりが告げられたようだ。中山の重賞で乗れないのならば中京へ、これは上位騎手ならある心理、実際ほかのジョッキーでもそういうケースは散見する。プライドを守るために、中山ではなく中京へ。そして、その行動により、やはりここまで数多くの実績を積み上げてきた大ベテラン、新馬戦を圧勝したオーヴァルエースが中京へ使うことになり、タイミングが合い騎乗することになった。この馬のために中京へ遠征したということにもできるし、実際かなりの能力を秘めており来年へとつながる可能性は高い。

その後、もう1頭のお手馬であるデンコウアンジュの依頼があったようだが、丁重に断ったとのこと。

プライドのために中京遠征となったわけだが、ベテランが勝利で意地をみせるかもしれない。


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