採れたて!トレセン情報

第723回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●巡り巡って…!?●

今週から春の中山・阪神の連続開催が開幕、次週からはクラシックトライアルも始まりいよいよGIシーズンの到来も近づいてきた。

今週は大阪杯の前哨戦、そしてドバイへの壮行レース的な存在となっている中山記念と、阪神では高松宮記念の前哨戦・阪急杯が行われる。

例年なら土曜日にも3歳重賞・アーリントンCが組まれていたのだが、施行時期が4月に移設されたことで土曜日に重賞は組まれていない。しかしながら、注目の3歳馬が出走しているので取り上げておきたい。

阪神5Rの3歳500万条件に出走するコパノキッキングだ。

デビュー前に、ケンタッキーダービーを始めとする米3冠に登録するというニュースが流れ話題となったが、そのデビュー戦は既走馬相手の未勝利戦に出走、それだけでも大きなハンデで世間の評価も10番人気と超人気薄だった。しかし、結果は8馬身差の圧勝。米3冠の登録はダテではなかった。

その後、アメリカ遠征を見込み先週のヒヤシンスSに登録したのだが、なんと3分の2の抽選に落ち、唯一1頭の除外の憂き目にあってしまった。さらに、先週は京都に自己条件のダート1400mがあったのだが、未勝利馬が投票した事でフルゲートに満たってしまい再投票も出来ず仕舞い。結果、1週スライドして今週の出走となった。


3分の1の不運、さらに通常には無い未勝利馬の格上投票により再投票できない不運と、稀な不運が続いてしまったのだが…


実はその裏で、逆に大きなチャンスを掴んだとも言えるのが、デビュー戦で手綱を取り、今回も騎乗する川須騎手だ。

実は、デビュー戦で手綱を取った当時、息遣いがまだ本物ではなかったため「次はもっと良くなる」という手応えがあり、「次も乗りたい」と強く思っていた。しかし、ヒヤシンスS当日の先週日曜日は、早くから小倉大賞典での騎乗依頼があり、東京でも京都でもどうしても乗る事が出来なかった。それが前述の様な極稀なレアケースにより1週スライド、結果的にコパノキッキングへの騎乗が叶った。

馬にとっては出走したかったレースに出走できなかった不運はあるものの、もしヒヤシンスSで他のジョッキーで勝たれてしまえば川須騎手に手が戻ってくる可能性は少なく、川須騎手にしてみれば、一時は諦めていたこの馬への騎乗がそのレアケースにより巡り巡って再びチャンスを得た形。

こういった巡り合わせは勝負ごとでは結果に大きく左右するというもの。もちろん、川須騎手としても、この千載一遇のチャンスは結果に拘るだろう。とにかく注目の1頭に間違い無い。




【美浦の『聞き屋』の囁き】

●スーパーGⅡ中山記念●

過去の優勝馬にGⅠ馬がずらりと並ぶ中山記念。

今年もアエロリット、ヴィブロス、ペルシアンナイトの3頭のGⅠ馬を筆頭に、出走馬のほとんどが重賞ウィナーという豪華な顔ぶれとなった。

今年のポイントは10頭と少頭数ではあるが、逃げ馬、もしくは強力な先行馬が揃ったこと。

まずはGⅠ馬アエロリット。逃げなくても実績は残しているが、逃げた2走前の勝ち方が圧勝。

次に2連勝中のマイネルハニー。2走前は2番手からロングスパート、前走は淀みのない逃げ。

最後はなにがなんでもハナを切ってきたマルターズアポジー。

今回はこれまで主戦を務めてきた武士沢騎手からベテラン柴田善騎手へ乗り替わり。

ここまで通算2200勝以上を挙げてきたベテランへの指示が、なにがなんでも逃げてくれ、というのは考えにくいので、どういった戦法を選ぶのか。

大きなポイントは中山1800mというコース形態と枠順の2つ。

中山1800mはスタート後、すぐにコーナーに入るため先行したい場合は内枠が断然有利。

そして、枠順によって内側に入れば先手を主張しやすいが、外側からではかなり積極的に仕掛けないと先手は取りにくい。

逃げる可能性がある3頭がどういった並びの枠順になるのかは、展開を予想するうえで外せないところ。

もっとも読みにくいのがアエロリットの横山典騎手だろう。

これまでの戦い方を考えればマイネルハニーかマルターズアポジーの先手争いで、アエロリットは離れた3番手からというイメージはしやすいが、横山典騎手だけに、アエロリットが強力に先手を主張して自らペースを作る、ということも考えられないだろうか。

取材していても、横山典騎手ほどつかみどころがない騎手はいない。

実際、先週のフェブラリーSでは1番枠に入ったニシケンモノノフで先手を主張して前半34秒台という、殺人的なペースを演出。差し・追い込みの競馬になった大きな要因を作ったのだ。

また、開幕週の馬場と言えば、逃げ・先行勢に有利となることが多い。

ただ、これはあくまで下級条件に当てはまることが多く、実際過去の中山記念では逃げ馬の連対実績は少なく、その多くが先行・差しとなることが多い。

また、忘れてはいけないのがペルシアンナイトのデムーロ騎手。

同日に阪神で行われる阪急杯では、お手馬であるGⅠ2勝のレッドファルクスが出走。

レッドファルクスとは高松宮記念で再度コンビを組む約束をしているようだが、この日に関しては選んだのはペルシアンナイトということは忘れてはいけないポイントだろう。

大阪杯から宝塚記念と続く古馬GⅠロードの戦い始まっている。


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