重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
【マイルCS】歴代好走馬の意外な傾向とその理由、今年狙うべき2頭を公開!
元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を生かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。
後半ではマイルCS(G1)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
先週のエリザベス女王杯(G1)ではレビューしたブレイディヴェーグとルージュエヴァイユ(5番人気)がワンツー決着を決めてくれました。
マイルCSの金言
中距離タイプに分がある一戦
今週のマイルCS(G1、京都芝1600m)は、マイル路線の中心であるソングラインが不在ということで混戦ムード。
そんな時、狙い馬を見極める視点の一つに歴代好走馬の最長距離実績を把握することが挙げられます。
最長距離実績(複勝圏内)
年度(場) 1着 2着 3着
22年(阪) 1600m 2000m 2000m
21年(阪) 2000m 2000m 2000m
20年(阪) 1600m 1800m 1800m
19年(京) 1800m 2000m 2000m
18年(京) 1800m 2000m 2200m
純粋なマイラーというよりも中距離重賞で好走実績のある馬ばかりでした。
2年連続好走のダノンザキッドはホープフルS(G1)の勝ち馬、3年連続好走のペルシアンナイトは皐月賞(G1)2着の実績がありました。
例年この時期の京都(阪神)は、10月からの連続開催の終盤で馬場も荒れてきています。
そういう馬場を走るということは、スピードを出すために余計なパワーやスタミナを使うことになります。
スピード任せに押し切ろうとするスプリンター寄りのタイプよりもスタミナがあって折り合って走れる中距離寄りのタイプに分があるわけですね。
京都芝は今週からCコース(Aから直線部分は7m外、コーナー部分は6m外に内柵)に替わるので、内目を通れるメリットも大きいでしょう。その辺りは雨の影響、直前の馬場傾向も確かめる必要がありますが。
今回は、このレースで狙いたい“確かな末脚を持っている中距離タイプ”に適している馬をレビューしてみます。
※ 11月17日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 シュネルマイスター
マイル路線ではトップクラスの実績の持ち主。今と馬場状態は違いますが、春には京都マイルのマイラーズC(G2)で瞬発力を見せて勝ち切っています。
1800mでも全く問題なく、むしろゆったり運べる方が丁度いいくらいで、今のレース条件も苦にすることはないでしょう。
昨秋は流れが悪かったですが、今期は得意のローテーションで、ひと叩き、栗東滞在と抜かりのない調整過程。
絶好調のルメール騎手が的確な仕掛け、進路選びで好走へと導くことでしょう。
2頭目 ジャスティンカフェ
エプソムC(G3)→毎日王冠(G2)→ココというローテーションは昨年と同じ。今年はエプソムCで重賞ホースとなって、G1を見据えて余裕のある調整ができています。
毎日王冠では出遅れて最後方、スローペースで前が止まらず。一戦だけで見れば残念でしたが、ひと叩きできたことに意味があります。追い切りの内容も格段に良くなっていて、新コンビを組む坂井瑠騎手も跨って万全の態勢です。
スタミナ、パワー、折り合いに不安なく、前日の雨予報も苦にしないタイプ。直線は堅実に伸びてくる1頭ではないでしょうか。
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