日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2017年4月27日]

除外から一転の好機


土曜東京9R
秩父特別
サンクロワ
適条件を狙い撃ち
1月の中山戦から3ヶ月ぶりの実戦復帰となるサンクロワ。少々間隔が開いての1戦となるが、管理する斎藤誠師は「裂蹄でひと息入れたものの、東京開催を目標に入念に乗り込んだので仕上がりは上々」と、状態面に不安はない様子。

昇級戦の前走は6着と結果を出せなかったが、これは「もまれたのが敗因で決して力負けではない」という師の話。実は先週の石和特別も復帰戦として一考されていたが、距離を重視して1週待った。という経緯がある。「1000万でも楽に通用の能力があり、スムーズな競馬なら勝ち負けになっていい。ベストのマイル戦で決めたいね」と、出たとこ勝ちが師の狙いだ。



土曜東京10R
春光S
バイオンディップス
昇級即通用の期待
1000万へと再昇級してから、わずか2走で勝ち上がりを決めたバイオンディップス。8戦連続で手綱を執る田中勝騎手は「前走は強い競馬だった。以前は体がモッサリしていたが、ここに来て絞れて、走りに素軽さが出てきた」と相棒の変化に目を細めている。

今回は初めての準オープン戦への昇級。それでも、コンビで3勝を挙げている鞍上は「競馬に注文がつかないタイプで、相手なりに走れる強みもある。いきなり通用しても不思議ないよ」と好走のチャンスをアピール。昇級初戦から注目が必要な存在だ。



日曜東京9R
陣馬特別
マイネルフレスコ
前走は度外視可能
2走前に好走経験がある中山2500Mで前進を目論んでいた、マイネルフレスコの前走。しかしそのレース内容は、超スローペースを後方待機して、勝負どころから馬群に包まれて抜け出せずの競馬。管理する高橋祥師は「スムーズな競馬なら間違いなく勝ち負けになっていたと思う」と唇を噛む。

とはいえそれも競馬。指揮官の目は既に先を見据えている。「もったいないことをしたけど、今はすごくデキがいい。3走前の箱根特別もゴチャつく不利があったもので東京コースも問題ない。だいぶ力をつけているので、楽しみだね」と、改めての現級突破に期待が掛かる。



日曜東京11R
スイートピーS
ムーンザムーン
除外から一転の好機
先週のフローラSを除外されてここに回ってきたムーンザムーンを狙う。まだ1勝馬の身ではあるが、1月の若竹賞では後にスプリングSを勝つウインブライトから、0秒4差の3着に好走した実績を持つ。

エンジンの掛かりが遅い為、本質的にはもっと長めの距離が合うタイプ。それでも管理する上原師は「直線の長い東京なら1800M戦でも対応できる」と不安要素には感じていない模様。それどころか今回は期待が大きいようで「能力的にもこのメンバーなら十分にチャンスはある」と語る。色気十分と言ったところだ。


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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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