日刊Sには載せられない今週の裏ネタ

提供:ホースメン会議

今週の裏ネタ[2018年7月19日]

最終週は絶好の舞台


土曜福島10R
いわき特別
レッドイグニス
最終週は絶好の舞台
阪神に遠征した前走の三木特別は、開幕週の馬場で時計が速すぎた印象のレッドイグニス。今回は巻き返しに期待したい。その前走は自身も上がり33秒6の脚で伸びたものの、1分45秒7の勝ち時計が示す通り、相当な高速馬場で差し切るまでにはいたらず。それでも2着とはコンマ2秒差の4着ならば悲観する必要はない。

鹿戸師は「現級では安定している力のある馬。最終週の福島ならば前走のような高速決着にはならないはずなので、改めて期待したいね」と語っている。能力をしっかりと出し切れるだけの舞台が整った今回は、好走の可能性も十分に見込める。



土曜福島11R
白河特別
ラストプリマドンナ
ここも単なる通過点
昇級初戦で初めての古馬との対戦にはなるが、ここまで5戦3勝2着2回とパーフェクト連対の好成績を誇る3歳馬ラストプリマドンナを狙う。発馬で後手に回りながらも上がり33秒7の鋭い脚を見せて差し切った前走が圧巻の内容であった。

和田郎師は「まだ折り合い面に課題はあるが、素質は高い馬。うまくコントロールが利けば。古馬相手でもハンデ差があるのでチャンスは十分」と話している。まだまだ上のクラスでも活躍できるだけの能力を持っている馬。ここも単なる通過点とみて大きく期待したい。



日曜福島9R
栗子特別
アーザムブルー
長休明け叩き本領発揮
長期休養明けをひと叩きされたアーザムブルーを狙い撃つ。前走の南相馬特別はノドの手術明けで1年5ヶ月ぶりの実戦。「プラス40キロの馬体重はさすがに成長分を見込んでも太かった」と戸田師が振り返ったように、まだ仕上がり途上の1戦であったというジャッジ。

それでもレースでは5着に好走。この走りは即ち本馬の能力が高い証明であると言える。「幸いノドの状態はいいし、叩いての上積みも十分に見込めるので、今回は楽しみな1戦」と師も期待を寄せており、ここは実力馬が大きく巻き返す機となる。



日曜福島11R
福島テレビオープン
テオドール
二桁大敗からの一変も
前走の京王杯SCは、1400Mの距離が短く10着に敗れたテオドールを見直す。1800M戦は6戦して[2.2.0.2]の好成績を収めているベストの舞台。4走前の美浦Sでは大逃げを打って、先週の函館記念を勝ったエアアンセムを負かしており、地力の高さは確かなものである。

管理する国枝師は「乗り難しさのある馬だが、上手く折り合って脚が溜まれば好勝負できるはず」と語っている。ここは、重賞ウィナーを下した能力が存分に発揮されるレースとなるはずだ。

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今週の裏ネタとは?

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者が、ハード取材で仕入れた裏ネタをコッソリお教えします。
堀内 泰夫

競馬に関わりたくて日刊スポーツに入社。以来、競馬一筋で本紙予想を30年近くに亘り担当してきた最高ランクの記者。かの故・大川慶次郎氏も一目置いていた存在。

現在も美浦トレセンに足を運んでハードな取材をこなし、安定感のある予想は業界随一の呼び声が高い。

「下手に穴を狙うより、堅いレースを絞って獲り切る方が馬券は圧倒的に儲かる」をモットーに、多数の会員様から絶大なる支持を集める。

「大きな万馬券を当てて一発逆転のスタイルの人もいるが、そういう精神状態では研ぎ澄まされた発想が出てこない。常に勝ち組でいる事こそが長く馬券を続ける最大の秘訣」とその達観した馬券戦術を語る。

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