うまスクエア

【境和樹・穴馬券ネオメソッド】

AM1422kHz・ラジオ日本【日曜競馬実況中継】にて『穴馬券ネオメソッド』の血統スナイパー・境和樹が10R～12Rのメイン解説を担当します。(14時40分頃より放送予定)

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阪神11R 朝日杯フューチュリティS(G1)(芝1600m)


欧州血統が効果的に利く朝日杯FS。



昨年のドルチェモアの父ルーラーシップ、一昨年のドウデュースの父ハーツクライと、ここ2年連続して勝ち馬に絡んでいるのは、凱旋門賞馬トニービンを内包した種牡馬。

19年に勝ったサリオスの母父ロミタスは、今年急逝した凱旋門賞馬デインドリームの父でもあります。

他にも、欧州血統を保持・内包している馬が多く馬券に絡んでいる朝日杯FSにおいて、最も価値の高い系統がサドラーズウェルズ系です。



昨年3着だったレイベリングはサドラーズウェルズ系フランケルの産駒。フランケル産駒といえば、20年に7人気で勝ったグレナディアガーズも該当します。

また、19年14人気3着グランレイ、17年3人気2着ステルヴィオと2頭の好走馬に母父として絡んでいるファルブラヴは、ご存知、サドラーズウェルズの全弟であるフェアリーキングの系譜です。

その他、18年の勝ち馬アドマイヤマーズ、15年の勝ち馬リオンディーズは、ともに母母父にサドラーズウェルズ系を内包していました。

今年の朝日杯FSも、欧州血統、特にサドラーズウェルズ一族に注目して候補馬を抽出します。

②ミルテンベルク
(父母父カーネギー)

⑦オーサムストローク
(母父フランケル)

⑧ダノンマッキンリー
(父母父カーネギー)

⑰シュトラウス
(父母父カーネギー)

先週の阪神芝1600mで大活躍していたモーリス産駒も気になるところですが、ここは母父フランケル、最もイメージに近い血統の⑦オーサムストロークに◎。

ベゴニア賞は超スローのため時計こそ平凡ながら、番手から危なげなく押し切っており評価を下げる理由はありません。未勝利勝ちが馬場差+0.5秒と時計が掛かる設定ながら、1.34.7秒の好時計勝ちと、その時点で能力の高さを証明していた馬。傑出馬不在の今年なら十分出番があるはずです。




中山11R
ディセンバーS(芝1800m)
◎⑧ショウナンマグマ

額面だけ見ると、目を覆うばかりの成績欄となっている⑧ショウナンマグマ。

しかし、そのほとんどが重賞競走であり、他にはダートと京都のワンターンと全く適性のない条件。まだ見限りは早計でしょう。

この馬は、ダンチヒ系ザファクターの良い面も悪い面も持ち合わせており、淡泊な面がある一方で、持続力比べに持ち込めば高いパフォーマンスを出せるタイプ。

それゆえに、最初のコーナーまでの距離が短く、全体的にペースダウンが少ない中山芝1800mがピッタリ。それは、昨年のこのレースを含め2勝を挙げ、中山記念でも0.3秒差と接戦を演じている実績が示します。適条件でガラリ一変が狙えます。

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