採れたて!トレセン情報

第596回&第597回&第598回

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【関西事情通のちょっとイイ?話】

●有馬記念御用達厩舎②●

いよいよ明日は有馬記念。その有馬記念に、2010年から連続して複数頭出走させている厩舎がある。そう、今年も3頭を出走させる池江泰寿厩舎だ。元より、ファン思いが強い池江師、盛り上げるためにも出走できる馬がいれば出走させようと言う意志も感じられる。その2010年から今年で7年連続複数出走、その過去6年の間に2勝2着2回3着1回と毎年の様に馬券対象に入線しており、出走するだけでなく好成績を挙げ、もう「有馬記念御用達厩舎」と言っても良いだろう。

昨日、大将格のサトノダイヤモンドについてお伝えしたが、この大将だけで終わらないのが御用達厩舎たるところ。厩舎でも「一発の可能性」を感じているのは…ミッキークイーンだ。

これまで11戦、唯一馬券対象を外したのが牡馬混合の昨年のジャパンカップ、一見すると力の壁がある様に思えるものの、8着に負けたとは言え差はコンマ3秒、厳しいところを鋭く追い込んできていた。

前走のエリザベス女王杯では、如何にも順調さを欠いた感じの勝負処でモタつくレース、エンジンの掛かりが遅く差を詰めるも3着までだった。それでも、負けた相手を考えれば物足りないのは事実だが、ミッキークイーン自身が決して順調では無かったことも事実。捻挫で予定していた宝塚記念や京都大賞典を使えず、結果ぶっつけとなった前走、しかも様子を見ながらの調整でコースでは無く坂路のみの調教だった。ある意味で、負けたけれども逆にこの馬の底力を見たとも言える内容だった。

この中間は1週前も当週もしっかりコースで追い切られ、仕掛けてからの反応も、勝負処で反応が悪かった前走に比べ、今回は抜群の反応を見せていたそうだ。間違いなくデキは前走を上回っている。

有馬記念御用達厩舎、オルフェーヴルが3歳時に勝った2011年には、3着にトゥザグローリーが入線し1・3着、今年はそれを凌ぐ結果も期待できるのではないだろうか?


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●有馬記念、悲喜こもごも●

内枠が有利とされる中山2500m。

枠順決定を公開放送したこともあって枠順で一喜一憂するシーンが多くみられるようになった。

喜んでいるのは昨年の有馬記念の覇者ゴールドアクター。

絶好の2番枠に加えて隣にキタサンブラックがいるので、強い馬を前に置いて競馬ができる可能性が高い。

イメージしやすいのは、道中はキタサンブラックの真後ろでただただ我慢。

直線では外に持ち出して前を交わすだけの最短距離で競馬ができる。

他にも多くのパターンがイメージできる絶好の枠順。

一方、怒りを通り越して呆れ気味なのが16番枠をマリアライトとのコンビでは2年連続、自身としては3年連続で16番枠を引いた蛯名騎手。

公開放送時は世間体があり怒りを笑いに変えていたが、終了後は怒り心頭。

ただ、その怒りを誰にもぶつけることができないので、余計にイライラしていたとのこと。

ここがラストランとなるマリアライトの脚質は徐々にエンジンをかけて早めに外から進出して、差し切るというよりは押し切るイメージ。

もし、この怒りをレースでぶつけるとすると、向正面あたりから一気にまくってくるのではないか、というのがトレセン関係者の予想。

やはり内枠が有利だったとなるのか、それとも不利を跳ねのけて強い競馬をする馬が出てくるのか。

有馬記念を当てて来年につながりますように。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●有馬記念御用達厩舎①●

いよいよ今年も有馬記念を迎える。馬券ファンにとっては一年の総決算、終わりよければ全て良しとは言われる様に、ファンがここへ懸ける思いは強いはず。それに応えようと、報道も有馬記念一色、一般紙でも取り上げられるほど、年末の風物詩にもなっている。

その有馬記念に、2010年から連続して複数頭出走させている厩舎がある。そう、今年も3頭を出走させる池江泰寿厩舎だ。元より、ファン思いが強い池江師、盛り上げるためにも出走できる馬がいれば出走させようと言う意志も感じられる。

その2010年から今年で7年連続複数出走、その過去6年の間に2勝2着2回3着1回と毎年の様に馬券対象に入線しており、出走するだけでなく好成績を挙げ、もう「有馬記念御用達厩舎」と言っても良いだろう。

今年の3頭の中で、大将格はやはりサトノダイヤモンド。常にレースが上手で、どんなコース、どんな距離、どんなペースでも安定して力を出せる馬。中間の調教で跨っている、過去には瀬戸口厩舎でネオユニヴァースやメイショウサムソンと言った2冠馬にも跨った事のある西谷騎手が、「指2本で乗れるくらい操作性が高い」「ネオやサムソンと比べてもズバ抜けて馬はイイ」と、その乗り易さと能力を評価している。

3歳でまだ完成はされていないものの、スーパーホースになる可能性を大いに秘めていると言っていいだろう。

菊花賞の疲れも無く、状態も文句無し、当然好勝負の1頭と言えるだろう。

そして、有馬記念御用達厩舎と言えるのが、大将だけで終わらないところ。厩舎でも一発の可能性を感じているのが…続きは明日!?


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●どの馬がハナを切るのか●

今年の競馬も残すところあと3日間。

日本でもっとも売れる有馬記念のスタートが刻々と近づいてきている。

圧倒的に内枠が有利とされる中山2500m。

1番枠を引いたのがキタサンブラック。2番枠が昨年の覇者ゴールドアクター。

主役候補が有利な内枠を引き当てたことで、より人気が集まりそうだ。

特にキタサンブラックは1番枠を引いたときは4戦4勝と負けなし。

有馬記念を勝てば今年GⅠ3勝で年度代表馬候補となることは間違いない。

年度代表馬候補の相手筆頭は今年5戦3勝2着2回、3勝はすべてGⅠというモーリス。

キタサンブラックが年度代表馬となるには、勝利はもちろん、その内容と着差も求められる。

そのカギを握ると思われるのが同型のマルターズアポジーと武士沢騎手だろう。

枠順が発表されてから、トレセンの話題の中心にはマルターズアポジー&武士沢コンビがいた。

この馬がキタサンブラックに競りかけるのか、もしくはテンからハナを奪うのか。

GⅠに限らず、1番人気が逃げ馬のレースの場合、多くの場合が競りかけずに単騎でのマイペースになり

そのまま逃げ切りのパターンが多い。

しかも、今回はGⅠ。しかも、有馬記念。

武士沢騎手にハナを奪う勇気があるのかどうかが試される。

武士沢騎手に近い関係者の話によれば「スタートが速いし最初のコーナーが下りで勢いがつくので、行きたくなくても行く形になるはず。隊列が決まると動きにくいので、それなら無理に引っ張らずに馬の行く気に任せたい」というニュアンスの話をしているとのこと。

つまり、最初の4コーナーあたりでは先頭に立って逃げる形になるはず、ということだろう。

こうなるとキタサンブラックは外の2番手、もしくは離れた番手で実質的にはハナを切る形になるかもしれない。

これだけでペースはだいぶ違ってくるので、もしかしたら内枠の先行馬有利から、差しの展開ということがないとは言い切れなくなってくる。

なんにせよ、どの馬がハナを切るのかで展開が大きく変わってくることは間違いない。

展開と馬場状態を読みきることができれば馬券的中がグッと近づいてくる。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●年の瀬が迫ると…●

いよいよ今年の中央競馬も最終週を迎える。年末競馬と言えば、年明けまで間が空く事もあり、押せ押せでも「使えるだけ使う」というケースや、逆に、昔から言われる「餅代稼ぎ」の勝負駆けなど、年の瀬ならではの動きがある。

当然、騎手起用に関してもいろいろな動きも出てくる。

例えば、土曜日の重賞阪神Cに出走するミッキーアイル。鞍上はマイルCSで勝利を挙げた浜中騎手で落ち着いているが、その浜中騎手がスプリンターズSで騎乗したのはダンスディレクター、春の高松宮記念でもダンスの方に乗る予定だった。それほど、浜中騎手が高評価していたこの馬、今回は一時、これまでに浜中騎手以外で唯一この馬に騎乗経験のある藤岡康太騎手に指名が入っていたのだが、エーシンマイェスタで決まっていた武豊騎手がエーシンを断り、結果ダンスディレクターとのコンビが誕生した。これも年末最終週ならではの出来事。

日曜最終ファイナルSでも、スマートアヴァロンは西園師の弟弟子である酒井学騎手で決まっていたのだが、川田騎手が騎乗できる事になったため、前走で実際に勝たせていることもあってか川田騎手に決まった。これは見た目には判らないスイッチ。

年の瀬が迫り、騎手・厩舎はもちろんオーナーサイドにも事情があるのだろう。この動きが勝負にどういう影響をもたらし、どんな結果になるのか、それもまた競馬の面白さでもある。


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