採れたて!トレセン情報

第777回&第778回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●サマー2000シリーズではなく…●

秋の古馬王道路線には直結しないが、秋のローカル重賞にはつながるのが新潟記念の位置づけだったが、今年はどうも顔ぶれも位置づけも違うようだ。

その理由は、同じオーナー、シルクレーシングのセダブリランテスとブラストワンピースの2頭が出走してきたから。

セダブリランテスは5戦4勝で負けた一戦は順調さを欠いた休み明けで、しかも古馬と初対決。勝ち馬スワーヴリチャードから0秒6差の3着なら上出来といえる内容。

すでにGⅢを2勝しておりトップハンデは仕方のないところ。これだけの実績馬がハンデが重くなることは予想できるのに新潟記念から出走してきたわけは、手薄なところで賞金を加算して秋の王道路線へと向かうため。

つまり、GⅠのトライアルレース、例えば毎日王冠や京都大賞典などでは、GⅠ馬や古豪勢が揃うので、賞金加算ことが難しくなる。その点で夏競馬のローカル重賞ではメンバーの質の差は歴然。

飛躍するためのトライアルレースなのだ。

また、ブラストワンピースは新潟記念から菊花賞へという異例のローテーション。

なぜ、セントライト記念や神戸新聞杯という3歳同士の戦いではなく古馬との対戦を選んだのか。

大きな理由は2つ。

1つ目は左回りの方が走りがスムーズだから。これは師も公言していることで、では右回りの菊花賞はどうするんだ、というツッコミは当然だが、そこは触れられていないのでスルーすべき。

2つ目でこっちがより大きな理由だと推測できるが、それはノーザンファームの使い分けのため。

年々勢力を拡大しているノーザンファーム生産馬たちが、今年のセントライト記念と神戸新聞杯ともに半数以上を占めており、それも大半が有力候補ばかり。

それなら新潟記念へ振り分けようとなった中で、選ばれたのがブラストワンピース、というわけだ。

勢いの止まらないノーザンファームVSその他、というのが今の競馬の構図。

G1シリーズの前哨戦はすでに始まっている。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●かもしれない●

もともとは札幌2歳Sについてお伝えするつもりだったが、急きょ変更。

オールドファンならすぐに分かってもらえるだろうが、最近ファンになった方にはピンとこないかもしれない。

これはある意味で事件。美浦トレセンと札幌競馬場の関係者は騒然となった。

それは今週の日曜日10レース、藤沢厩舎の馬に横山典騎手が騎乗することになったのだ。

これは2013年のNHKマイルC以来、実に5年4ヵ月ぶりのコンビ復活。

今の藤沢厩舎といえば主戦はルメール騎手だが、それ以前は横山典騎手が今のルメール騎手のポジションに収まっており、まさに蜜月の関係だった。

その関係が終わったのは藤沢師の不義理に横山典騎手が嫌気が差したため、と言われている。

これは短期免許制度で多くの外国人騎手が来るようになった時期と重なる。

「2度と藤沢厩舎の馬には乗らない」と言っていた横山典騎手だが、「2度と」は「だいたい5年」ぐらいのことだったのかもしれない。

もしくは、お互い調教師として、騎手としての時間が残り少なくなってきているので和解しよう、という空気ができていたのかもしれない。

もしかしたら横山典騎手の札幌だけの滞在はこのための布石、だったのかも。

かもしれない、だらけになってしまったが、それだけ推測したくなるほどの調教師と騎手ということ。

この秋は、このコンビでGⅠへ挑む姿が見れる、かもしれない。


【競馬場から見た推奨馬券】

日曜の新潟は晴れ予報。しかし土曜のスタートが不良だけに、回復しても芝は稍重と重の間くらいか。俄然、外伸び傾向が進み、先行馬にはきつそう。逆にダートは脚抜きが良くなり、先行有利。その点を踏まえて馬券検討したい。

まず買いたいのは、新潟8Rの11番マイティーワークス。
今回と同じ新潟1400mの新馬戦を楽々勝った馬で、ここ2走も僅差の競馬をしているように、このコースがベスト。暑い時季に好走する点も高ポイント。
前走は、大外枠のせいで掛かり気味に先行してしまったが、最後まで首位争いに加わっていた。先着3頭が内ラチ沿いを走っていただけに、終始外を回った同馬の4着は価値は高い。
本来は前に馬を置いて脚を溜めたいタイプだけに、馬場悪化でバラけるのは好材料。前走のように馬場が良いと内に密集してしまい、外を引いた場合は壁をつくりづらい。バラければ外枠でも壁をつくり易く、折り合いの心配がない。
とにかく、前走一番強い競馬をしたことと、暑い新潟が得意。さらに差し馬有利な馬場で狙い目十分。道悪自体も、極悪馬場だったくるみ賞で3着があるだけに、下手ではないはず。

単勝 11
馬連 4-11 5-11 10-11
ワイド 5-11

自信度 B


新潟12Rも、夏の新潟で甦った17番オーバースペックに期待したい。
2年前の新潟2歳Sにて、大外強襲の離れ業で2着し、かなり期待された馬である。その後は気の難しさがネックとなり、鳴かず飛ばずだったが、前走の千直にて復活気配。この時季が良いこともありそう。
初体験の前走は、出遅れとペースに戸惑って追走に手間取った。やっと走る気をだしたと思ったら、前がズラリと壁で外から最内まで切り込む大きなロス。千直ではタブーと言われた戦法だ。それでも最速の上がりで2着。かなり千直の適性が高いと見た。というか、折り合いに難があるので、この距離が良いのかもしれない。
今回はペース慣れもあるだろうし、久々を叩いた上積みもあるはず。まともなら重賞の一つもと思っていた馬。能力的に今回は負けてほしくはない。

単勝 17
馬連 7-17 8-17 11-17 12-17

自信度 B


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●夏の小倉リーディング●

夏競馬も最終週、札幌・新潟・小倉それぞれの開催でリーディング争いも熾烈、特に激戦の小倉は、1鞍1鞍目が離せない状況。

現時点でのトップは北村友一騎手の15勝、1勝差の14勝で松山騎手が続く。以下、幸・アブドゥラ・浜中騎手までが2桁勝利を挙げ圏内ではある。

北村友一騎手は土曜6鞍・日曜11鞍の計17鞍、松山騎手は土曜9鞍・日曜は全12鞍で計21鞍に騎乗、3位の幸騎手は障害戦以外の全鞍となる土日で23鞍に騎乗と熾烈な争いが繰り広げられそうだ。


トップの北村友一騎手は、以下の二人に比べると乗鞍は少なめだが、17頭中9頭がノーザンFの関係馬となっている。そう、実はこの夏の小倉で挙げている15勝の内、12勝がノーザンFの関係馬によるもので、ノーザンFのバックアップがあっての事とも言える。

対して松山騎手は、ノーザンF関係馬もあるもののいろいろなオーナーで結果を出しているところもある。


この二人、31歳と28歳の若手から中堅、そしてトップジョッキーへ向けた転換期、そんな中でまず間違いなくキャリア・ハイの年間勝利を挙げるであろう今年は飛躍できるタイミング。ゆえに、この夏の小倉リーディングは二人とも強く意識している。


恐らく日曜までもつれ込むリーディング争い、最終的にどちらが勝つのか、または3位以下からの逆転があるのか、見応えある夏の小倉最終日になりそうだ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●夏の札幌も最終日●

夏の北海道シリーズも今週末の札幌で終了する。この夏の札幌リーディング争いは、来日初日から触れていたお馴染みモレイラが発奮し、モレイラ旋風と言われるほどの4週間で31勝と驚異的な勝ち鞍を上げ、2位ルメールと9勝差をつけてトップを独走している。今週はモレイラの騎乗は無く、あとはルメールがどこまで伸ばしてくるかにかかっている。

今週のルメールの騎乗は土曜9頭・日曜10頭の計19鞍に騎乗。土曜はミルコが参戦しているため分散されているところもあるが、それでもモレイラが居ない中なら固め撃ち可能なラインナップ。日曜はミルコもモレイラも居らず、まさに独壇場となる可能性もあるだろう。


2年前も同じ様な状況があった。当時は最終週を前にモレイラとは4勝差で2着の差で5勝を挙げなければ逆転できなかったが、見事その5勝を上げ逆転したルメール。

今回は9勝差、2着の差で9勝すれば逆転する。決して簡単なことでは無いが、実際にこの札幌3週目に1週間で9勝を上げた実績がある。


そういえば2年前の逆転劇の時、レースが終わり次のレースへ向かう際、パドックには乗らず検量所での横で集中力を高めて乗り馬を待っている姿を見た。

今回も逆転に向け、9勝差でも決して諦めず、トライするルメールの姿が見られる事だろう。

ルメールの意地が勝るのか、それともモレイラの残した爪跡が消えずに終わるのか、その結果が秋に影響するのかも含め注目だ。


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