採れたて!トレセン情報

第799回&第800回

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【競馬場から見た推奨馬券】

【競馬場から見た推奨馬券】
日曜の東京は7Rから。軸馬は18番アルミレーナ。ここ2走、着順を落としているが、前々走は直線どん詰まり。17番クイーングラスに完敗という型だが、あの手応えなら差し切っていたと思っている。前走も中山のマイル戦でスローで外捲り。それで0.4秒なら、むしろ評価できるもの。1000万でも好走していた底力を見限るのは、早計である。とにかく東京コースだけは安定して走る馬。多少でも、人気を落としてきた今回は狙い目だ。

単勝 18
馬連 8-18 17-18
ワイド 8-18

自信度 C


東京11Rは、3歳馬の5番ミスターメロディで勝負できる。ダートの新馬戦をレコード勝ち。寒椿賞もレコードの2着。とにかくスピードが豊富で、芝への転向は当然。いきなり重賞勝ちを果たし、NHKマイルも0.2秒差。掛かり気味に先頭の分、後続の餌食となったが、勝ちに等しいと思える内容だった。今年のNHKマイルは、例年以上にレベルも高かっただけに価値がある。マイルの分、伸び損ねたが、今回はベストと思える1400m,。しかも休み明けの馬では、驚異的な連対率を誇る藤原英厩舎だけに、仕上がりにも全く不安はない。

馬単 5-1 5-4 5-6
3連複 1-5-6 4-5-6

自信度 B


東京12Rは.14番イダペガサスが中心。
前走は2か月開いていたこともあるが、内枠が災いして気難しさを出していた。駄目だと思っていたら、ゴール前20mくらいからやっと走る気を出した。鞍上もあきらめかげんだっただけに、ゴール後ちょっと驚いていたようだった。
幸い今回は外枠を引いたし、叩いた上積みも見込める。3走前の福島戦2着の強い内容から、1000万で能力上位は明らか。
今回は条件が揃った印象だ。

単勝 14
馬連 5-14 9-14 12-14
3連複 14の1頭軸 相手5.9.10.12

自信度 A


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●ルメール騎手を止めるのは誰か●

女王杯、というにはやや「お寒い」メンバー構成となった今年のエリザベス女王杯。

牝馬クラシックの中心だった3歳馬アーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブルが出走していないこともあり、古馬対3歳馬という構図が成り立っていないのも、盛り上がりにかける一因かもしれない。

アドマイヤリードとモズカッチャンのGⅠ馬2頭だけで盛り上げろという方がそもそも難しい。

今年は荒れるかもしれない。

そんな中で注目したいのが、その勢いを誰も止められないルメール騎手が騎乗するノームコア。

秋華賞トライアルの紫苑Sを快勝後は、秋華賞をパスしてエリザベス女王杯へという、これまでではあり得ないローテーションを選択。

そもそも今年のクラシックはアーモンドアイが常識を覆すローテーションで3冠を達成しており、またフィエールマンも同様に過去に例のない過程で菊花賞を制覇。

強い馬にこれまでの常識を当てはめることがそもそもの間違いなのかもしれない、と思わせるクラシック戦線だった。

その点でノームコアを過去の物差しで計ることも間違いなのかもしれないが、アーモンドアイやフィエールマンとは少し事情が違う点はお伝えしておきたい。

どういうことかというと、ノームコアは当初は秋華賞出走へ前向きだったのだ。

ところが、厩舎とオーナーサイドが納得する騎手を確保できなかったこと、アーモンドアイという絶対的な馬がいたこと、エリザベス女王杯でルメール騎手の予定が空くかもしれないこと、これらがうまく重なったことで、秋華賞をパスしてエリザベス女王杯となった。

1番の決め手はルメール騎手を確保できたことだろう。

これにはアーモンドアイのジャパンカップ参戦と、ディアドラの香港遠征というルメール騎手の都合による使い分けがあったため、ルメール騎手のエリザベス女王杯での騎乗馬がぽっかりと空くことになり、そこにノームコアが収まった、というわけだ。

つまり、アーモンドアイやフィエールマンのように馬の能力を前提としたローテーションではなく、様々な都合が重なったためのローテーションということを覚えておいて損はないはず。

展開や馬場状態に加えて、騎手の都合を加えてみると、より予想が面白く難しくなるはずだ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●これも間違いなく注目!●

いよいよ今年もジャパンCを2週後に控え秋競馬も佳境を迎える。ただ今週のGIエリザベス女王杯は、3歳と古馬の統一女王決定戦という位置づけも、蓋を開ければGI馬の参戦は2頭のみ、現3歳世代からもクラシック上位入線馬の参戦が無くやや寂しいメンバー構成となってしまった。それでも馬券的には面白いレースだが…


馬券的な面で言えば、同日に行われる福島の重賞・福島記念も注目の一戦だろう。何より秋の福島のメーンイベントでもある。


そのメーンイベントを盛り上げるかの様に、普段は中央で乗っているメジャーなジョッキーも多く参戦してきた。

関西では今期は既に73勝を上げ、キャリアハイはほぼ確実な松山騎手、関東からは関東リーディングトップの戸崎騎手、そして2位の田辺騎手に加え三浦・松岡騎手のほか、田中勝・柴田善騎手といったベテランビックネームも遠征して来ている。

そんな中で注目は、エアンセムに騎乗する田辺騎手。前走のオールカマーに続いての連続騎乗で、この馬にレースで乗るのはこれで4回目となるが、同日の日曜東京には師匠の管理馬であり重賞クイーンCを自らの手で制し、GIの舞台もともに歩んだテトラドラクマが出走している。そう、どちらに乗るべきなのか…選択を強いられる境遇にあった。

結果、選んだのはエアンセム。重賞という事はあるのだろうが、自らの手でまだ勝たせていないというジレンマもあるのだろう。チャンスのあるところで結果を求めた遠征のようだ。

実際、前走のオールカマーでは、後の天皇賞の1・4着馬相手に果敢なレースを挑み、離されたものの見せ場十分の4着、ローカル重賞のメンバー相手なら当然最右翼の存在。既に7歳だが、この夏に初重賞制覇を成し遂げている様に、今が最も充実期と言える。

そもそも田辺騎手の地元でもあり、ここは勝ちに拘った騎乗が見られるはず。

GIの裏の重賞で注目度合いは低いかも知れないが、ジョッキーに目をやると意外と注目のレースになる。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●これは間違いなく注目!●

秋競馬も佳境、今週のGIは牝馬限定のエリザベス女王杯。3歳と古馬の統一女王決定戦という位置づけも、今年はGI馬の参戦は2頭のみ、現3歳世代からもクラシック上位入線馬の参戦が無くやや寂しいメンバー構成となってしまった。

ただそんな週末でも、土曜日には東京ダート1600mとう王道コースで行われている事もあり、数多くの後のGI馬を輩出している武蔵野S、京都では伝統の2歳重賞デイリー杯2歳S、そして日曜福島では秋の福島開催のメーンイベントとも言える福島記念が行われる、豪華重賞4本立ての週末となる。


土曜日の東京武蔵野Sは、フェブラリーSと同じ舞台、当然来年2月の注目馬が多く出走してくるのだが、勝てば12月のチャンピオンズCの優先出走権も得られるだけに、そのチャンピオンズCを目標に据えている陣営もいる。

シリウスS2着のウェスタールンドもそんな1頭。ダートに替わって2連勝し、オープン入り初戦でいきなり重賞2着、そのダート適性の高さを見せ、12月の大舞台も視野に入る下半期大躍進している1頭。その前走の勝ち馬オメガパフュームが先週のJBCクラシックで力を見せる内容の2着、俄然このウェスタールンドも色気が出てくるというもの。

但し、現状の獲得賞金ではどうやら除外候補、よってここで勝って優先出走権を得るか、最低でも2着で賞金加算させる事が使命となる。

その鞍上には、実は先週までは、勝利請負人と言えるライアン・ムーアの騎乗で決まっていた。ところが、エリザベス女王杯に騎乗馬が無い事が判り、日本での騎乗よりもオーストラリアでのGI騎乗を優先し、先週末に急遽来日をキャンセル、ゆえにこのウェスタールンドの鞍上も未定となってしまった。

急遽の代役探しは結構大変だったのだが、短期免許で来日中のコルム・オドノヒューが、その免許期間を1週延長し事なきを得た。

このオドノヒュー、延長を決めたのは先週の金曜だったのだが、その週末の日曜日にはアルゼンチン共和国杯を見事に制し、自信のJRA初重賞制覇も成し遂げた。

まさにいい流れを掴んだといえるだろう。このウェスタールンドはもちろん、結果的にムーアの騎乗予定だった馬がごっそり回ってきており、堀。藤沢・木村・国枝と関東リーディング上位厩舎の有力馬に数多く騎乗する。

チャンピオンズCへの出走を賭けた武蔵野Sの勝負騎乗はもちろん注目だが、いい流れを掴んでいるだけでにオドノヒューには土日通して注目してみたい。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●なぜ?どうして?●

GⅠの裏で行われる福島記念。

今年は特に、あれ?と思うような状況になっている。

それは関東リーディング1位と2位の戸崎、田辺騎手がともに福島で騎乗しているほかに三浦騎手も参戦。

分かりやすいところから言えば、田辺騎手のお目当てはエアアンセム。

ところが戸崎騎手はマルターズアポジー、三浦騎手はトーセンビクトリーと、なぜ?と言いたくなる近走不振が続く馬での裏開催への参戦となったのか。

それは戸崎、三浦騎手ともにお目当てだった馬が賞金不足のため除外となり、仕方なくマルターズアポジーとトーセンビクトリーに騎乗した、というのが正解。

戸崎騎手のお目当てだったサーブルオールは補欠1番で除外、三浦騎手のお目当てだったショウナンバッハはまったくの論外での除外。

サーブルオール、ショウナンバッハともに来週の京都で行われるアンドロメダSへと矛先を変更したので、狙い馬として覚えておいて損はないはず。

こうなると戸崎騎手、三浦騎手ともにメインレース以外が大事な稼ぎどころとなってくるので、午前中から気持ちの入った騎乗が見られるかもしれない。


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