採れたて!トレセン情報

第807回&第808回

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【美浦の『聞き屋』の囁き】

●乙女とそれをめぐる駆け引き②●

過去の勝ち馬は軒並み来春のクラシックで活躍している阪神JFは、まさに出世街道の登竜門。

今年も素質豊かな馬たちが揃った。

人気はダノンファンタジー、シェーングランツ、クロノジェネシスの3頭が一歩リードか。昨日もお伝えしている通り、ここで注目したいのは上位人気の馬たちではなく人気を落とした、もしくは人気薄から取り上げたい。

人気薄からはトロシュナ。

姉のデアレガーロは現オープン馬、大竹厩舎で管理。兄弟すべてが出世している良血。

デビュー戦の内容も秀逸で大外を1頭だけ次元の違う脚で圧勝。

無理をしないことに関しては美浦でもトップクラスと評判の大竹厩舎が、1勝馬でGⅠへ挑戦するのは驚き。

1勝馬は抽選対象だったが、北村宏騎手はそれでもと中山での依頼をキャンセルして阪神へ。

結果は見事に抽選を突破。

北村宏騎手にはどうしても負けたくない馬がいるはずで、それは師匠である藤沢和師の管理するシェーングランツだろう。

どうしてかというと、前走のアルテミスSではもともと藤沢厩舎は2頭出しの予定だった。

シェーングランツが北村宏騎手予定で、回避したもう1頭が武豊騎手予定だったのだ。

ところが、武豊騎手予定だった馬が回避。わざわざ武豊騎手を東京まで呼んでおいてなにも乗せないわけにはいかないから、それならと北村宏騎手予定だったシェーングランツがあっさり武豊騎手へスイッチ。

結果、シェーングランツは快勝して武豊騎手のお手馬へ。

北村宏騎手はアルテミスSでは乗る馬がなく、阪神JFも予定がないままだったところへ、トロシュナの依頼があり、それを快諾したというのが、世間には出ていないシェーングランツをめぐる流れ。

もちろん、1回で結果を出した武豊騎手はさすがというほかなく、取った取られたは誰がいいとか悪いとかではない勝負の世界では日常茶飯事的なこと。

つまり、北村宏騎手もここで結果を出せばトロシュナをお手馬として来春へ向かうことができるし、気持ち的にも溜飲を下げることができるはず。

人気を落とした馬や人気薄でも、主役でも脇役でもそれぞれのドラマと思惑が絡まっているようだ。


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●香港とGIの裏で…●

先週から突入した師走競馬。チャンピオン決定戦シリーズとなる師走のGI、今週は日曜日に2歳女王決定戦となる阪神ジュベナイルFが行われる。

その日曜日は香港Cデーでもあり、日本人騎手では川田騎手と岩田騎手、そしてルメール・ミルコの二人も遠征、さらに短期免許取得中のビュイック・モレイラも参戦、よって阪神以外の開催場はとにかくジョッキーが手薄となる。

重賞カペラSが行われる中山も然り。外国人騎手は皆無、リーディング最上位騎手は先週までで8位の松山騎手、次が12位の大野騎手といった状況で、中堅以下のジョッキーにもチャンスある一日となっている。

そんな中でもあり注目したいのが、このカペラSでオールドベイリーの手綱を取る中井騎手だ。


オールドベイリーを管理するのは、今年も既に43勝を上げ開業僅か5年目にしてトップトレーナーとしての地位を築き上げている中内田厩舎。この厩舎の主戦は川田騎手、今年の勝ち鞍でも18勝を上げている。次点には藤岡佑介騎手で10勝、二人とも勝率3割を超える高アベレージで勝利を上げている。

3番手が、3勝を上げている中井騎手。調教を常に手伝っている関係で、裏方ではあるもののチャンスをもらっている。そして、その3勝全てがオールドベイリーで上げたものなのだが、そういう意味でも力が入っている。

お世話になっている厩舎で重賞を勝ちたい、恩返しがしたい、そういう思いはもちろん、自身としても初めての重賞制覇のチャンス、何としてもの気持ちは強い。

冒頭でもお伝えしている通り、ジョッキー手薄なこの日の中山なら、プレッシャーもそれほど感じず騎乗することが出来るだろう。ここで勝てれば、彼にとっても大きなターニングポイントになる。とにかく注目したい。


【競馬場から見た推奨馬券】

【競馬場から見た推奨馬券】
冬場の中山のダートは、パサパサで力が要るのが常識。しかし、今季は様相が違う。
とにかく時計が速い。砂質が変わったか、浅くしたのかは分からないが、今までのイメージで予想するのは危険かも。

午前中はそのダート戦から。中山2Rの4番シャルロッテミノルを狙いたい。
新馬戦のパドックは、大型馬にしてもまだ緩い造り。調教も馬格の割には手緩いもので、気配はまだまだという感じに映った。
案の定、レースは行き脚がつかずに後方から。ただ、外を回りながらしぶとく伸びて5着。今回も同レースに出走している9番キャラメライズが、上手く内を捌いて3着だったが、これとは0.2秒差。 コースロスを踏まえると、シャルロッテの方が内容は上に思えた。
スタートの芝の部分でダッシュがつかなかっただけに、ダートスタートの今回はもう少し行き脚がつきそうだし、距離延長も良さそう。
どう見ても叩き良化型だけに、一度使っての上積みも大きいはず。

単勝 4
馬連 4-9 4-10 4-13 4-15

自信度 C


中山8Rは、人気どころに追い込み脚質の馬が多く、今の時計の速い1200ダートでは危険な状況。
そこで狙ってみたいのが、先行する4番グラスレオ。注目したのは2走前の中山戦。
前半32秒台のハイペースにて4頭雁行の一番外。かなりきつい競馬にも関わらず、4着と粘った。内容は濃い。重馬場を得意としているように、時計の速い馬場が合う。それだけに現在の馬場状態は好材料だ。
前走は距離を意識して抑えすぎ。持ち味のしぶとさを発揮するに至らなかった。
今回は、本来の先行粘り込みに期待。

単勝 4
複勝 4
馬連 3-4
3連複 1-3-4 3-4-5 3-4-9 3-4-14

自信度 C


【関西事情通のちょっとイイ?話】

●人気は落としたが…!?●

先週から突入した師走競馬。その開幕GIは中京でチャンピオンズCが行われたが、今週も師走の中京で重賞が行われる。

施行時期の変更はあったものの、今年で54回目を迎える中京の伝統的な重賞、ただハンデ戦でもあり比較的波乱度合いの高い重賞でもある。

今年の注目したい穴馬は、前走のキャピタルSが、いつも通り後方待機策の競馬ながら特に見せ場なく終わり、今回は人気を落としそうなハクサンルドルフだ。

その前走、着順は見せ場なく8着、ただ上がり3Fは32秒6の脚は使っており伸びてはいた。

これまで、マイル~1800mを中心に使われて来ていたのだが、今回は2000m、これが実は青写真通り、前走のキャピタルSを使う前から中一週でここへ使う事は予定通りのローテーション。その理由は、どうも年齢を重ねてズブさが出てきたようで「今なら2000mくらいの方がむしろ良さそう」という事だ。

鞍上は、先週この場で取り上げたウェスタールンドの鞍上藤岡佑介騎手の弟、藤岡康太騎手。そのウェスタールンドは、予定通りいつもの競馬で後方待機から直線脚を伸ばし2着に飛び込んだ。

このハクサンルドルフも作戦は同じ、いつもの通り後方待機から直線勝負がこの馬のスタイル。

先週は兄が同じ中京の大舞台でファンを沸かせたが、今週は弟が同じような後方待機からの直線一気で再びファンを沸かせるかも知れない。

そしてもうひとつ、このハクサンルドルフの担当厩務員がこの12月で定年となる。ゆえにコレがラスト重賞の可能性がある。この厩務員さんは、グラスワンダーの勝った有馬記念4着のツルマルツヨシを担当していた事でも有名な腕利き。西園厩舎でも川崎記念を勝ったフィールドルージュを担当。フィールドルージュと言えば、松永幹夫師がジョッキー時代の最後の騎乗で勝利した馬。今度は自らのラストを飾る渾身の仕上げで挑んで来ているだろう。

人気は落としているが、とにかく注目してみたい1頭だ。


【美浦の『聞き屋』の囁き】

●乙女とそれをめぐる駆け引き①●

過去の勝ち馬は軒並み来春のクラシックで活躍している阪神JFは、まさに出世街道の登竜門。

今年も素質豊かな馬たちが揃った。

人気はダノンファンタジー、シェーングランツ、クロノジェネシスの3頭が一歩リードか。

ここで注目したいのは上位人気の馬たちではなく人気を落とした、もしくは人気薄から取り上げたい。

2連勝のあとアルテミスSを断然の人気で迎えたグレイシア。

結果は11着と大敗でいいところなしのまま。道中は掛かって直線も壁。そこから追っても伸びずそのまま、と

チグハグな内容。乗り替わりという話もあったようだが、そういった癖があるということと、この日は香港国際競走があるため、リーディング上位騎手の多くが香港へ遠征。

田辺騎手以上の騎手が見つからなかったため続投。

期するものがあるはずの田辺騎手だが、実はもう1頭、お手馬と呼べる候補のベルスールがいたのだ。

ファンタジーSにまで乗りに行って上位人気候補のダノンファンタジーの2着。

当然、ベルスールの騎乗依頼もあったようだが、迷うことなくグレイシアを選択したとのこと。

余談だが、グレイシアの母クーデグレイスを管理していたのが、グレイシアを管理している栗田徹師の義父である栗田博憲師。栗田博師は来年の2月で定年を迎えるため、息子である栗田徹師が引き継いで管理するという、まさにサラブレッド同様の物語。

人気を落とした馬や人気薄でも、主役でも脇役でもそれぞれのドラマと思惑が絡まっているようだ。


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