第1015回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
【関屋記念】
中京記念組の中で
相当強い競馬をした注目馬とは?
今週から夏の小倉が開幕し、東西の新潟一極集中週間も終わったのだが、日曜新潟メインの
関屋記念には過半数を超える12頭もの関西馬が出走しているように、新潟での関西馬の勢いはまだまだ続きそうだ。
この関屋記念、やはりサマーマイルシリーズという事もあってか中京記念組の好走が目立つ。
今年は、その中京記念を勝利したメイケイダイハード、そして3着エントシャイデンも出走してきているが、注目したいのは5着だった
ミッキーブリランテ。
その前走の中京記念は、京都競馬場改修工事の日程の関係で例年とは違い阪神での開催。しかも6月からの7週間ロングラン開催の最終日、良馬場発表もかなり馬場は悪くなっていた。
そんな中をミッキーブリランテは、日本レコード保持馬トロワゼトワルの、1000m通過57秒5というこの馬場としてはかなり速い流れを、勝負処から外目を一気にスパートし直線に向くときには先頭に立つという強気な競馬を敢行、結果的には坂を上がる辺りで後続に飲み込まれてしまったが、内容としては相当強い競馬をしている。
鞍上の福永騎手もレース後、「あそこで動いたのが判断ミスだった…」と珍しく悔しがっていたそうだ。
もともと速い馬場は得意な馬で、今回の新潟の馬場は得意な類。鞍上は、福永騎手にプリモシーンの先約があり乗れなくなってしまったが、しっかり溜めて終いを活かす、一発狙いの騎乗が得意な岩田康騎手なら問題ない。
夏競馬に入り、思ったよりも勝てていないイメージがあるが、今週の週中には交流重賞のブリーダーズGCを制しリズム良く挑めるだろう。
このミッキーブリランテにはぜひ、注目して頂きたい。