うまスクエア

第1107回

採れたて！トレセン情報

昨日も触れている通り、今週も、国内無敗の古馬ダート王クリソベリルと、３歳ダート戦線のトップホースでＪＲＡでは無敗のカフェファラオとの注目の対決となるチャンピオンズカップが行われる。

人気も恐らくこの２頭、現役ダート王クリソベリルはもちろん、カフェファラオも鞍上が目下ＧＩ４連勝中のルメールとあれば、記録も懸かっていることもありクリソベリルに迫る人気に推されるだろう。

この枠の並びなら、この２頭の位置取りはクリソベリルが前で、それを見ながらいつでも仕掛けられるように外目をカフェファラオが追走していくだろう。

そして、どちらも勝ちを意識しているだけに、早めに仕掛けて４コーナー先頭のイメージなはず。

となれば…

その後ろの組に出番があるかも知れない。

今回で５回目のＪＲＡダートＧＩへの挑戦となるサンライズノヴァ、６歳の冬を迎えているが、今年はＧＩフェブラリーステークスから始動し３着と好走すると、続く交流ＧＩかしわ記念でも３着、そして７月のプロキオンステークスでは59キロを背負いながらも勝利を上げ、この秋は南部杯４着から、前走の武蔵野ステークスでは58キロを背負いながら豪快な差し切り勝ちを決め、「老いてなお盛ん」の元気一杯、充実した年を迎えている。

今の勢いならば、今回は悲願のＪＲＡＧＩ制覇も夢ではないかも知れない。

鞍上は、サンライズノヴァを管理する音無厩舎の所属ジョッキー、松若騎手。

過去にも何度かこの馬に乗り、勝つ事もあったものの大事なところで結果が出せず、ゆえにＪＲＡＧＩでは乗る事が出来ず、本人としても思い入れのある存在。

ここ３戦手綱を取り重賞２勝と実績を上げ、いよいよＪＲＡＧＩでの騎乗も叶った。

その弟子を思ってなのか、師匠の音無師も過度なプレッシャーは掛けず、コメントでもクリソベリルには強気な発言が連発するものの、このサイライズノヴァには、距離の課題などを挙げ慎重なコメントを発している。

そのおかげもあって、気楽に乗れることだろう。

松若騎手は、春の高松宮記念で、師匠の管理馬でＧＩ制覇を成し遂げているが、降着もあってウイニングランもしていないので、出来る事ならばすっきりと勝ち、ウイニングランを堪能したいはずだ。

このサンライズノヴァと松若騎手、冒頭の２頭は強いが、馬券的にも注目してみたい。


【チャンピオンズカップ】予想の決め手になる高確率馬券データはこれだ！