第1154回
採れたて!トレセン情報
関西事情通のちょっとイイ?話
ファルコンステークス(G3)
腕達者が飛躍のキッカケを掴むか!?
春の連続GIシーズンを間近に控え、今はトライアル戦線真っただ中。土曜日中京ではNHKマイルカップのステップレースとなる
ファルコンステークスが行われる。
本番はマイル戦だがここは1400mとあって、先週のフィリーズレビュー同様に、本番へ向けた叩き台の馬もいれば、本番では無く1400mのここを狙って挑む短距離志向の馬も多くなるレース。
昨年の朝日杯フューチュリティステークスを勝利したグレナディアガーズは、NHKマイルカップへ向けて始動するが、もちろんここが勝負では無く先をを見据えた一戦だろう。
ゆえに、先週の様に短距離志向の馬に注目してみたい。
その先週のミニーアイル同様、芝1200mで2勝を上げている
フォイアーロート。
デビュー戦、そして2戦目もダート1800mで見せ場なく大敗。しかし、芝の1200mに矛先を変えた2走前の小倉から一変のレース振りを魅せた。
ダート1800mから芝1200m、さすがにスタートダッシュで遅れは取ったが、後方追走も手応え良く進み直線は大外を豪快に伸びて突き抜けた。
昇級戦となった前走の芝桜賞では、短距離2戦目とあってテンの行きっぷりも良くなり好位を追走、しかも終始馬場の悪い内側を通らされながら4コーナーで先頭に立ち、直線は馬場の6分どころに進路を取って快勝、内容はひとクラス上のモノだった。
時計はともに1分10秒台と、時計の掛かる緩い馬場の適性が高かったとも受け取れるため、速い時計の決着に対応できるかは未知数だが、今の中京は変則開催の影響もあって比較的馬場は荒れ傾向、そこまで速い決着にはならないだろう。
鞍上には、小倉で連勝した鮫島克駿騎手にはアスコルターレの先約があったため
中井騎手に白羽の矢が立った。
2012年デビュー、そのデビュー年は23勝を上げ、翌年も37勝と順調に勝ち星を上げていながら3年目から低迷している。しかし、その実績とは裏腹に馬乗りとしての技術は、実際に素質馬揃いの中内田厩舎の調教を任されているほどトレセン内での評価は高い。
きっかけひとつでもっと伸びていいジョッキー。今回はノーザンファーム生産馬でのチャンスという事で、ここで結果を出せれば、それこそ飛躍のきっかけになるかも知れない。
フォイアーロート、馬券的にも注目したいが、中井騎手の飛躍のきっかけになるかも知れない一戦、そういう点でも注目してみたい。
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