馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
CBC賞
運をモノにするジョッキーは?
宝塚記念が終わり、今年も今週から後半戦に突入。と同時に開催場も変わり、関東は福島、関西は小倉が開幕する。
小倉の開幕重賞は
CBC賞が行われる。
CBC賞と言えば、その名の通り中京開催で施行される重賞。ただ京都競馬場の改修工事の関係で昨年に続き今年も小倉で行われる。
その昨年は、日本レコードが飛び出る超高速馬場の中、軽量52キロのファストフォースが逃げ切り、3歳馬で53キロと恵まれた斤量だったピクシーナイトが2着。
今年がどれだけの時計になるかは未知数だが、軽量馬には今年も注目してみたい。
まず最軽量馬、48キロでの出走となる
テイエムスパーダには、今年デビューの
今村聖奈騎手が手綱を取る。
今年デビューの女性騎手の初重賞挑戦とあって注目されているが、当初は自厩舎のシホノレジーナに騎乗する予定だった。
ただ、48キロに騎乗できるジョッキーは極めて少ないことで、テイエムスパーダの陣営から声が掛かり、師匠の寺島師が「他厩舎から依頼があるならそっちを優先していい」という心の広い決断もあって、スイッチした経緯がある。
その
シホノレジーナには、同期の新人
角田大河騎手が手綱を取ることになった。
急遽、重賞騎乗チャンスが巡って来た角田大河騎手にしてみれば願ってもないこと。
この新人二人の騎乗ぶりはまず注目といえる。
もう一頭、40キロ台の斤量で出走する馬がいる。
アネゴハダ。
手綱を取るのは
藤懸騎手だが、実はこの馬、当初騎乗予定だったのは酒井学騎手だった。
しかし2週前の日曜日の競馬場の装鞍で怪我をしてしまい騎乗できなくなってしまった。
その事を当日の競馬場で知った佐々木晶三師が、藤懸騎手に直接声を掛けて騎乗が決まったという経緯。
藤懸騎手と言えば、昨年のマーメイドステークスをシャムロックヒルで初重賞制覇を果たしたが、シャムロックヒルを管理しているのが佐々木晶三厩舎。そもそも軽量を乗れるジョッキーが少ないことはあるが、その縁があっての依頼のようだ。
このアネゴハダ、前走の勝ちっぷりはなかなかのモノで、そのレースを知っている他のジョッキーからは「あの馬なら減量してでも乗ってもいい」という声が聞こえるほど、ここでもチャンスのある一頭と目されている。
急遽めぐってきた大チャンス、藤懸騎手が昨年のマーメイドステークスに続きチャンスをモノにするのか、注目してみたい。
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