重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
【阪神大賞典2024予想】長距離戦の攻略法は"調教師視点"にあり!狙いは「ココが勝負」の生粋のステイヤー
元調教師の平井雄二です。今週は天皇賞・春の重要ステップレース、阪神大賞典(G2、阪神芝3000m)が行われます。
このレース最大の特徴は2012~14年に3連覇を達成したゴールドシップを筆頭に、過去1~3着に入ったことがある馬(リピーター)の好走例が相次いでいることでしょう。
ディープボンド
21年1着→22年1着
ユーキャンスマイル
20年1着→21年2着
シュヴァルグラン
16年1着→→17年2着
ゴールドシップ
13年1着→14年1着→15年1着
ナムラクレセント
09年3着→11年1着→12年3着
トウカイトリック
06年2着→07年3着→10年1着
アイポッパー
05年2着→07年1着→08年2着
リンカーン
04年1着→05年3着
ファストタテヤマ
03年3着→04年3着
エリモブライアン
01年2着→02年3着
ナリタトップロード
00年3着→01年1着→02年1着
2000年以降の該当馬を振り返っても、多くは長距離戦を主戦場とする生粋のステイヤーばかりです。
なぜ同じ馬ばかり好走するのでしょうか?
その理由は明確。
JRAで3000mを超える距離の古馬重賞は阪神大賞典、天皇賞・春、ステイヤーズS、ダイヤモンドSの4レースしかないからです。しかも12月~5月の半年間に集中して行われるのも大きな特徴です。
最もわかりやすいのがディープボンド。阪神大賞典を連覇していて、天皇賞・春でも2着が2度あります。シルヴァーソニックもステイヤーズSを勝ち、阪神大賞典と天皇賞・春でも3着に来ていますよね。
このように3000m以上の長距離重賞では、同じ馬が何度も馬券に絡むことがお分かりいただけるでしょう。
馬を【出走させる側】の調教師の立場としては、3000m以上の距離に使いたくても重い斤量を背負うオープン特別には使えません。戦績が示す通り2500mでも距離不足ですから、1年間で『3000mを超える古馬重賞4レース』しかチャンスがないとも言えるワケです。
テーオーロイヤルは出走経験のない阪神大賞典を除く3レースで好走歴がある、現役屈指のステイヤー。レース間隔や馬場状態、斤量に関係なく3000m以上では[2-1-1-0]という好成績を残しています。
ステイヤーズS→ダイヤモンドS→阪神大賞典というローテーションを組んでいるあたり、陣営が『3000mを超える古馬重賞4レース』にターゲットを絞ってきているのが伝わりますね。
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