東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2024年11月30日]

【チャンピオンズC】フェブラリーSの再演を期待!

本日土曜日も晴れわたっているが、先日のJCの日も、無風の快晴で府中の競馬場から富士山が見える素晴らしい日和だった。ヨーロッパの最強クラスの馬3頭も出走して競馬もはなはだ盛り上がった。

ドウデュースの32秒台の末脚はみごとというほかないが、2分25秒台の優勝タイムならヨーロッパ競走馬でも走れるはずなのに、1頭も5着以内の掲示板に載らなかったのは、どうしてだろうか。

日本馬が芝の深く重いヨーロッパの馬場に合わないのはわかるが、ヨーロッパの馬が芝の短い軽い日本の馬場に適応できないのを見せつけられると、なにか不思議な気がしてならない。芝コースの差異というのは、かなり深刻な問題ではないだろうか。

それにしても、8着に敗れたオーギュストロダンだが、さすがにディープインパクト産駒らしく引退式に15000人もの競馬ファンが残っていたというのは嬉しいかぎりだ。

このところ病気治療で酒も飲めないらしい口撃機関銃ヤマさんだが、競馬予想はなんのそのらしい。ラストランの断然人気②レモンポップはもはやピークを過ぎたとして軽視、一昨年3歳ながらクビ差の2着という経歴のある5歳の逃げ馬①クラウンプライドが本命という。もともとの能力の高いし、さらに進化している点に注目して、相手本線は④ペプチドナイルと⑧ウィルソンテソーロが馬連3点ボックスでも狙い、ほか数頭を選んで、単勝・馬単・馬連・3連複・3連単でいくという。

ギャアブル狂師ミノ先生は、昨年の再現とみて②レモンポップと⑧ウィルソンテソーロの馬連②-⑧、ついでに3着も再現とみて3連複②⑥⑧を狙うらしい。

穴党専科のマスター・ジュンは、前走59.5キロで、脚をためて素晴らしい競馬をした7歳牡馬③ハギノアレグリアスに注目するらしい。単勝と上位馬への馬連で狙うという。

さてさて、こちとら、左回りのG1・1800mなら、2月のフェブラリーSの再演を期待して、④ペプチドナイルを狙う。相手は前走の勝ち方が楽だったという⑨テーオードレフォンをとりあげる。師走最初のG1だから、なんとか獲りたいものだ。


チャンピオンズC
④-⑨ ワイド1点で勝負する
④-⑨ 2頭軸の3連複で①②③⑧の4点に流して遊ぶ


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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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