東京大学名誉教授が射抜くワイド1点

[2024年3月30日]

【大阪杯】いかにも絵になるワンツーを期待

東京郊外の国立市には駅から真っ直ぐ伸びた大学通りがあり、その広い街路の両側には桜の樹が連なり、その季節にはことさら美しい光景である。

2月の長期予報を当てにして3月28日(木)を中学同窓仲間の花見にしていたら、桜の花はまだ芽吹く気配すらなく、がっくり。もちろん、ちょっとばかし雰囲気のいい居酒屋でランチの花見の宴になった。高齢者の集まりだから昔話と今どきの体調の話題になりがちだったが、やはり気心知れた連中と集うのは楽しいものである。

さて、まだ伝統が浅いG1だが、昨今の世界の競馬は2400mよりも2000mを重視する傾向にある。だから、大阪杯がG1に昇格した意義は大きい。

口撃機関銃ヤマさんも、今年のG1・G2戦で4歳馬は未勝利の苦戦を知りつつも、阪神コース2戦2勝の巧者ぶりを評価して、⑪ベラジオオペラを狙うらしい。相手本線は、3連勝してパワーアップした感のある②ローシャムパークとこれまた3連勝中の上り馬①ミッキーゴージャスをとりあげ、馬連・3連複・3連単でいくらしい。

ギャンブル狂師ミノ先生も、今年の4歳馬は弱いという信念を1年つづけるつもりらしい。5歳馬②ローシャムパークを狙ってはいるが 、相手はそれでもダービー馬「助けてーら」ならと下手な洒落で③タスティエーラに助けを求めて馬連・馬単でいくらしい。

穴党専科のマスター・ジュンは、コーナー4つが得意で末脚のいい⑮リカンカブールに注目、ワイド流しでいくという。

私もまた4歳軽視5歳重視説に大いに揺れ動くものがあり、5歳馬⑥ジオグリフを狙ってみる。最近不調でも、なにしろ2000mの皐月賞であのイクイノックスを降した潜在能力はなおざりにはできない。そろそろ復活してもおかしくない。相手は4歳でも同じ皐月賞馬⑩ソールオリエンスが横山武騎手との相性もあり、信頼できそうだ。皐月賞馬2頭が同距離の大阪杯で並んでゴールするのは、いかにも絵になるではないか。

大阪杯
⑥-⑩ ワイド1点で勝負する
⑥-⑩ 2頭軸の3連複総流し14点で遊ぶ




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『ワイドの凌』よりひと言

昭和の「エースの錠」が拳銃を片手にのさばってから半世紀が流れた。平成を経て令和の世は馬券を片手に「ワイドの凌」でいきたい。狙い目はできるだけ少なく、基本はあくまでワイド1点勝負。ワイドは当たり馬券が3つもあるのだから、的は見えやすい。馬券は手を拡げると、あの馬も買っておけばよかったと悔やまれる。できるだけ狙い目を絞れば、そんな後悔もせずにすむ。人生は短いのだから、ストレスをかかえこまず、心ゆたかに競馬も馬券も楽しむこと。それがこの世界で長生きする秘訣である。

本村 凌二

1947年5月1日、熊本県八代市生まれ。
東京大学名誉教授。
専門は古代ローマの社会史。専門の近著に『ローマ帝国人物列伝』『一冊でまるごとわかるローマ帝国』

「もし馬がいなかったら、21世紀も古代だった」という想念におそわれ書き起こした『馬の世界史』が2001年JRA馬事文化賞を受賞。その他の競馬関連の近著に『競馬の世界史 - サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』(中公新書)。20世紀のペンネームは本村雅人。

ハイセイコーが出走した1973年の第40回東京優駿日本ダービーから、第57回を除き、毎年東京競馬場でライブ観戦するなど、日本の競馬にも造詣が深い。
夏から秋にかけてはヨーロッパで過ごす事が多く、ダンシングブレーヴが制した、あの伝説の凱旋門賞や、タイキシャトルが勝ったジャック・ル・マロワ賞。また、シーキングザパールが日本調教馬として初めて海外GI競走を制したモーリス・ド・ギース賞などをも現地でライブ観戦している。競馬と酒をこよなく愛する、知る人ぞ知る競馬の賢人。

伝説の凱旋門賞
勝ち馬ダンシングブレーヴの他、ベーリング、シャーラスタニ他、JCにも参戦した鉄女トリプティク、そして日本ダービー馬シリウスシンボリも含め出走馬15頭中11頭がGI馬という当時としては最強のメンバーが集結したレース。そんな好メンバーの中、直線入り口最後方から全馬をまとめて差し切り勝ち、しかも当時のコースレコードのおまけ付だった。

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