うまスクエア

天皇賞春(京都・芝3200m)は、JRAのG1で最も距離が長いレース。

近年は長距離戦の価値が世界的に下がっているのですが、ここ日本においては、その名称からも格式の高いレースに間違いありません。

今年も迎えた伝統の一戦。ここで注目したいのが、スマートファントムです。

G1の中でも、一際濃い実績が問われる古馬最高峰の一戦。そこで重賞未勝利、ここが昇級初戦でのG1初挑戦と非常に高い壁が立ちはだかっているのですが、連勝で迎える勢いは無視できません。

2走前の海の中道特別、前走の御堂筋ステークスは、ともにメンバー最速の上がりで鮮やかな差し切り勝ち。条件クラスながら、一味違う勝ちっぷりでした。

4走前の神戸新聞杯は、6着と敗れはしたものの、ここもメンバー最速の上がりをマーク。レコードタイムで勝ったサトノグランツにコンマ3秒差まで迫りました。

直近の8走は全て上がりがメンバー3位以内で、そのうち6走がメンバー最速。下級条件とはいえ、勝ち馬から最も離されたのがデビュー戦の0.8秒差。終いは確実に脚を伸ばしてくる個性は非常に魅力に映ります。

連勝の経緯から、陣営にとっても、この一戦は期するものがあるでしょう。自慢の末脚で下剋上なるか？大注目の1頭です！