馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
札幌2歳ステークス
名手が揃った注目の一戦!
今週はいよいよ夏競馬の最終週、各開催場で夏の終わりを知らせる重賞が行われる。
土曜日は、9月終盤まで札幌開催が行われていた頃から最終週の土曜日に組まれていた重賞なだけに、北海道シリーズのラスト重賞というイメージが強い
札幌2歳ステークスが行われる。
しかも、昨年は後の皐月賞馬ジオクリフが、一昨年は実力あるアイドルホース・ソダシが勝利したように、クラシックへ向けて注目重賞でもある。
今年、6月の阪神の新馬戦で圧勝したクラシック有力候補を目されていたカルロヴェローチェが回避してしまった事で、やや混戦ムードとはなったものの、やはり注目の一戦であることには違いないだろう。
そんな重賞なだけに、ジョッキーにも動きが多々あった。
まずカルロヴェローチェに騎乗予定だったルメールは
ジョウショーホープに騎乗、そのジョウショーホープに前走騎乗していた藤岡佑介騎手は
アスクメークシェアに騎乗、そのアスクメークシェアに前走騎乗していた吉田隼人騎手は
ドゥアイズに騎乗している。
この流れからもわかる通り、まず吉田隼人騎手がドゥアイズを選択し、以降が玉突き的に決まって行って、空いていた馬にルメールが収まったという雰囲気。札幌組で優位なのは、この
ドゥアイズと言えそうだ。
ただ、他開催場からも有力馬が集まるのが札幌2歳ステークス。
まずは函館で新馬勝ちしたブラストワンピースの全弟
ブラストウェーヴ。
その新馬戦で手綱を取っていた横山和生騎手はレッドソリッドに騎乗しているだけに、一見すると「選ばれなかった」ようにも思えてしまうが、実はブラストウェーヴは東京の最終週デビュー予定が除外され、その時投票したジョッキーが川田騎手だった。
そう、もともと本来は川田騎手でデビューする予定だったわけで、この乗り替わりは既定路線。先週のWASJから札幌に残っているのも、この馬に乗るためと言っても過言ではないだろう。
川田騎手自身が滞在している事で今週の最終追い切りでも手綱を取り感触をつかんでいる。
他にも、そのブラストウェーヴが除外された新馬戦を勝った
シャンドゥレール、中京で新馬戦を勝利した
ダイヤモンドハンズ、この2頭もミルコ・福永騎手のそれぞれ新馬戦で手綱を取った二人が、この馬のために札幌まで遠征してくる。
今年も多彩な顔触れで、来年のクラシックを賑わせる馬が現れる可能性は十分ありそうだ。やはり注目の一戦に間違いない!
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