馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

福島11R みちのくS
同じ境遇のコンビがステップアップへ

秋のG1戦線真っただ中、今週は日曜日に阪神でマイルチャンピオンシップが行われる。

その前日の土曜日にも、昨年はイクイノックス、3年前にはコントレイルが圧勝した、来年のクラシックを占う2歳重賞、東京スポーツ杯2歳ステークスが行われる。

やはり期待の高い一戦ということなのだろう、関西からも川田騎手・松山騎手・福永騎手と有力ジョッキーが遠征している。

そんな華やかな東京の裏で、密かに福島に遠征する関西ジョッキーがいる。

北村友一騎手だ。

北村友一騎手と言えば、一番に思い浮かぶのはクロノジェネシスとのコンビ。

この馬のデビューした2018年あたりから、ノーザンFのバックアップもあって勝ち星も急激に伸びこの年は90勝を挙げ、翌年2019年はこのクロノジェネシスとアルアインとレシステンシアででG1を3勝。

さらに2020年は宝塚記念と有馬記念のグランプリ連覇を果たし、トップジョッキーとして軌道にのりつつあった。

しかし、2021年のダービー前の5月に落馬負傷し、長期戦線離脱を余儀なくされてしまった。

今年の6月、1年1ヶ月振りに復帰したがここまで約5ヶ月で13勝、以前の活躍ぶりからしたら物足りない内容と言える。

今週はマイルチャンピオンシップで、新馬戦で勝たせて以来のコンビとなるダノンザキッドで、復帰してから初めてG1で騎乗する。

こういうところで、再びいい流れを作るきっかけは欲しいところ。

その前日の土曜日、東スポ杯に騎乗馬が無ければ普通は阪神で腰を据えて乗るところだと思うが、敢えて福島遠征を決めている。

お目当ては…

メインのみちのくステークスに出走するテイエムトッキュウだ。

初勝利で手綱を取ったこの馬、その後は縁が無かったが、復帰初戦の前々走から再び手綱を取っている。

その復帰初戦は2着だったものの、勝ち馬は次走日本レコードでCBC賞を勝つテイエムスパーダということを考えればよく走っている。

叩き2戦目の前走は好時計で快勝、昇級しても十分勝負になる手応えを掴んでいるようだ。

そしてもうひとつ、このテイエムトッキュウは昨年5月の橘ステークス以降、深管の不安で1年1ヶ月休養し復帰したのが今年の6月、そう北村友一騎手と全く同じ期間戦線離脱していた。

同じ境遇だったこともあって、思い入れもあるようだ。

このレースで勝てれば、今後馬も人もさらに大きな舞台へステップアップできることだろう。

この北村友一騎手とテイエムトッキュウのコンビには、ぜひ注目したい!


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