馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

関屋記念(G3)
ここへ向けて勝負気配が強いジョッキーは…!?

オリンピックが終わり今週から通常開催の新潟。それでもやはり、新潟には関西馬と関西ジョッキーが遠征している。

日曜日の重賞は関屋記念、ここにも関西ジョッキーが遠征している。

栗東から福永祐一・岩田望来・秋山真一郎の三人が、北から池添謙一・藤岡佑介の二人が、この関屋記念をお目当てに遠征する。

中でも注目は…

まずは何と言っても、意気込みを感じる池添謙一騎手だろう。

手綱を取るのはソングライン。所属は関東馬だ。

関東圏で行われるレースで関東馬に騎乗するために北海道から遠征するのは異例。もちろんノーザンFの采配もあるだろうが、それだけの思いがある証でもある。

まして斤量51キロは、この10年で10回しか騎乗していないように減量しなくては騎乗できない斤量で、よほどのことが無ければ乗らないだろう。

やはり、前走GIのNHKマイルカップでハナ差2着の悔しい思いが大きかったようだ。

このソングラインの池添謙一騎手も注目だが、もう一人注目したいジョッキーがいる。

岩田望来騎手だ。

関西の斎藤新・団野大成・亀田温心、そして関東の菅原明良とともに「この世代は乗れる」と囁かれている2019年デビュー組の中でも、最も勝ち鞍をあげている若手のホープ。しかし、その同期がどんどん重賞勝ちを納めるなか、未だ勝てていないのが彼。

今回騎乗するアンドラステは、1勝クラスと3勝クラスで勝利し、オープンに入ってからも重賞で騎乗し4着3着2着4着といい競馬はしているものの、重賞制覇まであと少しのところで手が届いていなかった。

前走の中京記念では、管理している中内田厩舎のエースジョッキー川田騎手に乗り替わったが、そのワンチャンスで一発回答、馬の方は重賞制覇を成し遂げた。

この結果に、岩田望来騎手も川田騎手の騎乗技術の高さに敬意を表する一方で、悔しさもあっただろう。

今回は、川田騎手が小倉記念のファルコニアに騎乗するため、岩田望来騎手に再びチャンスが巡ってきた形。

まして昨年1番人気で惜しい競馬をしている関屋記念なだけに、より思いも強い。

関東馬に騎乗するために減量して北海道から遠征する池添謙一騎手、手綱を譲った前走で重賞を勝たれてしまった岩田望来騎手、ともに今回の騎乗には期するところがある。注目してみたい!


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