馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

毎日杯
ベテランがクラシック騎乗に燃える

いよいよ今週から春のG1シーズンが開幕する。第一弾は春のスプリント王決定戦の高松宮記念。

その開幕週を盛り上げるように、今週末はその高松宮記念をはじめ土日で注目重賞が4鞍も行われる。

土曜日阪神では、皐月賞へ向けた東上最終便と言われる毎日杯が行われる。

実際に2017年にはアルアインがここを勝って皐月賞馬に輝いているが、ひと昔前はNHKマイルカップへ向けた重要なステップレース、そして最近はここから皐月賞をパスして日本ダービーへ向かう馬も多く、2018年にはブラストワンピースがここを勝ってダービーへ直行し2番人気に推され、そして一昨年はシャフリヤールがやはりここを勝って直行し、見事ダービー馬に輝いている。

今年もそんな雰囲気のある馬は存在する。

キングズレインもそんな雰囲気のある一頭だろう。

弥生賞の予定が一頓挫あって回避、この毎日杯にスライドしてきた経緯だが、もし勝てばダービー直行もありそうだ。

鞍上には岩田康誠騎手、結構彼は燃えている。

というのは…

この馬の主戦はルメール。そのルメールが「今年のクラシックはこの馬で」という感触を掴んでいたという。

ホープフルステークスでは、先頭・2番手の馬がそのままワンツーする展開を、4コーナーで大外に振られる不利がありながらも3着まで押し上げ、負けて強しの競馬を見せたのもそう思った要因なのだろう。

ただ、賞金加算できていなかったためクラシック出走は当確にならず、さらに予定していた弥生賞を回避する事になり、必然的にこのタイミングで、共同通信杯を自らの手で勝ったファントムシーフで皐月賞に挑むことを決めた。

手の空いたキングズレインだが、今週はドバイワールドカップ・デーとあって多くのトップジョッキーが居ない週末、そこで岩田康誠騎手にチャンスが回って来た。

その岩田康誠騎手が、ルメールが「今年のクラシックはこの馬で」という感触を掴んでいた事を知り、「それならば!」という事で燃えて来たようだ。

今週の最終追い切りにも美浦まで乗りに出向くほどの力の入れよう。聞くところによると、その甲斐あり「これは勝たなくては!」という感触を掴んだという。

勝てば、恐らく次走も騎乗できるはず。その次走が皐月賞になるかダービーになるかは分からないが、ルメールがそこまで感触を掴んだ馬でもあり、今回のみならず次走も含めて注目してみたい!


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