馬券情報・最前線(栗東編)

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天皇賞春
4強に割って入るどころか突き抜ける

日曜日はいよいよ伝統の長距離G1・天皇賞春

話題の中心は、前哨戦の日経賞を8馬身差で圧勝し完全復調してきた昨年の覇者タイトルホルダー。

ここに、昨年の菊花賞上位組の明け4歳馬3頭が挑む、4強という雰囲気のレースとなっている。

この4頭で上位人気を形成する事は間違いないだろう。

しかし、その4強に割って入る可能性のある馬はもちろん存在する。

注目したいのは、すっかり人気を落としたディープボンドだ。

昨年、一昨年とこの天皇賞春で連続2着、さらに一昨年の有馬記念2着と、G1勝利はないものの、長距離G1の実績はタイトルホルダーに次ぐものがある。

前走の阪神大賞典で明け4歳の2頭に水をあけられてしまったことで人気を落としているが、その阪神大賞典はディープボンドが苦手とするスローの切れ味勝負になってしまったことが全て。

その不向きな流れの中で5着に踏みとどまれたことは能力の証、衰えもない。

そして何よりもアドバンテージとなるのが京都コースの経験。4強4頭が初コースになる中、ディープボンドは5回走り京都新聞杯というG2勝ちを含め2勝、さらにG1菊花賞でコントレイルの4着という実績もある。これは大きな強調材料だろう。

鞍上は和田騎手

新馬戦から手綱を取り、騎乗停止で乗れなかった皐月賞と海外遠征を除き2022年の宝塚記念まで主戦を務めてきたのだが、昨秋の凱旋門賞から川田騎手にスイッチ、有馬記念も乗る事が出来なかったが、今年の始動戦から再びコンビ復活、この馬に対する思いは強く再び巡って来たG1での騎乗機会に期するところはある。

G1を勝てるだけの能力を感じている馬、なんとかタイトルを獲らせてあげたい…

その思いはより強くなっているだろう。

日曜日は雨予報も出ており、切れ味勝負が苦手なディープボンドにとっては幸運の雨になりそうだ。

4強は確かに強いが、ディープボンドが割って入る可能性は十分ある。

そして割って入るどころか、悲願のG1制覇の可能性ももちろんある。

何より、昨年も一昨年も、この天皇賞・春で1番人気に推されていたのだから。


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