うまスクエア

馬券情報・最前線(栗東編)

関西の事情通が思惑の真相に迫る！

日曜日は、早くも今年の上半期の締めくくりとなるグランプリ宝塚記念。

昨年の３冠馬２頭の参戦が無くなり、昨年の覇者クロノジェネシスと、無敗の６連勝でＧＩ大阪杯を制したレイパパレとの一騎打ちムードとなっている。

ともに重馬場での実績があり梅雨時の競馬で急な雨が降ったとしてもマイナス材料はない。

鞍上も、クロノジェネシスは主戦の北村友一騎手が怪我で戦線離脱中によりルメールに。レイパパレは引き続き川田騎手が騎乗、ジョッキー的にもリーディングを争う二人とあって、よりそのムードに拍車をかけている。

この２頭が馬券対象内の三議席のうち２つを埋めてしまう可能性は高そうだが、馬券的には、残り一議席に飛び込む可能性のある、一角崩しを目論む陣営に注目してみたい。

2018年から今年で４年連続の挑戦となるキセキ。その過去３回とも違うレースをステップに挑んできているが、今年もまた、今までとは違う臨戦過程で挑んできた。

金鯱賞とクイーンエリザベス２世カップ、ともに芝2000ｍのレース。

結果は５着・４着と今一つだったものの、金鯱賞は最低人気馬が逃げ切る展開を、終始最後方から直線も大外を回るロスのある競馬、そして前走でも直線は内で包まれ自分のタイミングで動けず能力を出し切れずに終わってしまった。

ともに力負けとは言えず、またその一方で年齢的な衰えを感じさせない走りでもあった。

今回は１Ｆ延びて2200ｍ、しかも２年連続２着の得意な舞台。

例え雨が降ったとしても、極悪馬場の菊花賞を制しているだけに、やはりマイナスは無い。

逆にもし雨が降らず良馬場での時計の速い決着になったとしても、あの驚異的なレコード決着となった2018年のジャパンカップで２着の実績があり望むところだ。

すっかり人気は落とすだろうが、残る一議席、もしかするとそれ以上の走りもまた、魅せてくれるかも知れない。

注目して見たい。

因みに…

間もなく行われるセレクトセールには、同期の皐月賞馬アルアインとダービー馬レイデオロの仔が上場される。現役を続けている菊花賞馬キセキが、ひと足早くいいニュースを届けるか。


宝塚記念(G1)攻略パック・データ・キーパーソン・追い切りに焦点を絞ったホントに馬券になる情報はこれだ！