馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
鳴尾記念
より宝塚記念に近い前哨戦を制するのは…!?
今週は上半期のマイル王決定戦となる安田記念が行われる。
今年はG1馬10頭、残る8頭中マイル重賞勝ち馬が6頭、そして残る2頭のガイアフォースとレッドモンレーヴはともにG2勝ち馬と、非常に好メンバーで、尚且つ大混戦の見応えある一戦となった。日曜日の競馬が本当に楽しみだ。
その前日土曜日には、阪神で宝塚記念へ向けたステップレースと言える
鳴尾記念が行われる。
近2年は京都競馬場の改修工事による変則開催で中京競馬場で施行されていたが、今年から例年通りの阪神に戻り、より宝塚記念に近い前哨戦となった。
ゆえに、次走の宝塚記念を占う一戦とも言えるだろう。
そんな中で注目してみたいのが…
ここで好勝負する様ならば本番でも本当に楽しみな
カラテだ。
全てG3とは言え重賞3勝は今回のメンバーでは一番の実績。
しかも…
昨年の春、以前の管理厩舎だった高橋祥泰厩舎が引退したことにより、今の辻野厩舎に転厩してきたのだが、その転厩後の6戦で重賞2勝。
負けた4戦は転厩初戦だった昨年のマイラーズカップと、残る3戦が昨年の安田記念に秋の天皇賞とジャパンカップと全てG1、負けて納得のレースばかりで、G3の今回はある意味で格上的な存在。
さらに…
前走に新潟大賞典は雨が降り続き時計の掛かる不良馬場の中で行われたが、他馬が緩い馬場を苦にする中、カラテは59キロを背負っていながらもグイグイ伸び、逃げたセイウンハーデスをゴール前でキッチリ差し切り優勝、3着以下には8馬身差を付け、道悪は鬼と言える走りを魅せた。
今週の阪神、台風2号の接近により金曜日は大雨の予報。土曜日も曇りの予報で、馬場の回復はあまり見込めない状況。これもカラテにとっては追い風となるだろう。
ここで好勝負をすれば、もちろん宝塚記念に駒を進める予定。
実績の割には人気になりにくいタイプで、今回もそれほど人気にはならないと思われるが、ここで好走しても宝塚記念でもまた人気にはならないだろう。
今回も、そして次回も注目したい1頭だ。
コチラも注目
【平井雄二のBe The Winner】安田記念・混戦こそシンプルな発想で攻略!買い目に入れたい推奨馬2頭!