馬券情報・最前線(栗東編)
関西の事情通が思惑の真相に迫る!
シリウスステークス(G3)
G1ホースへの登竜門!
今週からいよいよ秋のG1シーズンが開幕する。
秋のスプリントNO1決定戦のスプリンターズステークス。春のスプリントG1高松宮記念の1・2着馬に加え、一昨年の高松宮記念の事実上1着馬と優勝馬、さらに3歳馬の参戦もあり激戦となりそうだ。
その前日の土曜日、中京ではダートの重賞
シリウスステークスが行われる。
この時期のハンデ戦でもあり3歳馬は斤量に恵まれるのだが、近年は大きいレースに出走するための収得賞金のボーダーが高いため、ここを勝つ意味は非常に大きい。
昨年は3歳馬カフェファラオが優勝し、その後翌年のフェブラリーステークスを制し、3年前には同じく3歳馬オメガパヒュームが勝利を上げ、その後東京大賞典を制するなどG1級レースをいくつも勝利した。
これらは、ここを勝って賞金加算できたからこそ成し得たところはある。
今年も3歳馬が出走してきている。
ゴッドセレクション。
春はオープンを勝ち、交流重賞で2着、ジャパンダートダービー2着と同世代のダート戦線では最上位の存在。
手綱を取るのは、2戦目からずっとコンビを組んでいる
中井騎手。
2012年デビューで今年が10年目。そのデビュー年に23勝を上げ翌年には37勝と、着々と勝ち星を積み重ねていたものの、3年目からは10勝前後の年が続き低迷していた。しかし、今年は既に15勝を上げている。
もともと、トレセンでは騎乗技術の高さを認められており、チャンスさえ回ってくれば結果を残せる下地はある。今年は、その飛躍の年になり得る時と言っていいだろう。
そのためにも、重賞勝ちというタイトルは是が非でも欲しいところ。
また、ゴッドセレクションを管理する今野厩舎も、2011年開業の11年目だが、惜しいレースはあるもののまだ重賞勝ちは無い。
騎手にしても厩舎にしても、ここを勝てば大きなターニングポイントになるだろう。
そして何より、ゴッドセレクション自身も初重賞制覇、そして賞金加算により、カフェファラオやオメガパヒュームの様にG1馬にまで登り詰めるかも知れない。
馬も騎手も厩舎も、勝って勢いに乗っていけるかどうか、注目の一戦になる。
オススメ!
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