馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

天皇賞秋(G1)
不気味な鞍上の進言

この秋も、今週日曜には早くも天皇賞が行われる。昨年の無敗の3冠馬コントレイル、今年の皐月賞馬でダービーも勝ちに等しい2着のエフフォーリア、さらに昨年の最優秀短距離馬グランアレグリア、菊花賞馬で今年の春の天皇賞を制したワールドプレミアの参戦もあり、非常に興味深い、そして見応えのあるであろう楽しみなレースになった。

そんな豪華メンバーなゆえに、なかなか穴馬の入り込む隙は無いのだが…

カイザーミノルの走りにはちょっと注目して見たい。

何よりもこの鞍上、横山典弘騎手が手綱を取るだけに、何かをしてくれるのでは…と期待は膨らむというもの。

というのも…

丁度1年前、昨年の10月31日にこのカイザーミノルに初めて騎乗した横山典弘騎手、その時は7着に敗れたのだが、乗った感触から「ブリンカーを着けて、距離を詰めた方がいい」と進言した。

そこで陣営は次走は1400mに使ったのだが、その言葉通りに見事勝利を飾りオープン入りを果たした。

その後は荻野極騎手で重賞を善戦したが、思うところがあったのか、夏の新潟終盤で「新潟の1400mの朱鷺Sに使って」と打診。その横山典弘騎手も主戦場の札幌からピンポイントで新潟へ遠征し騎乗、そして見事勝利を挙げた。

さらに…

驚くことに、今度は「毎日王冠に」と進言したという。恐らく、この期間の間に成長を感じたのだろう。距離を延ばしてもやれる手応えを掴んだようだ。

結果、強豪相手にアワヤのシーンも演出する5着と好走して見せた。

そして今回、G1というよりも、初めて2000m以上のレースに挑むことになったのも、その横山典弘騎手の進言があったからこそ。

厩舎関係者、オーナーにも進言した手前、ここは勝負を賭けてくるはずだ。

思い起こせば、少し前になるが、マイラーのカンパニーを、この秋の天皇賞を勝つまでに成長させて来た実績のあるジョッキーなだけに、信ぴょう性も高い。

さすがに相手は強いものの、馬券対象内には3頭の枠。逃げ馬不在の展開が読みにくいレースだけに、これまでの経緯を考えれば割って入って来る可能性も…と思ってしまうもの。

この横山典弘騎手の乗るカイザーミノル、注目してみたくなる!


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