馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

マイルCS(G1)
第三の存在にも注目!

日曜日は秋のマイル王決定戦のマイルチャンピオンシップが行われる。

G1・5勝のグランアレグリアの引退レース。さらに秋の始動戦・毎日王冠で安田記念を勝ったダノンキングリーを差し切った3歳マイル王のシュネルマイスターも参戦。

鞍上もルメールと横山武史騎手と、今の競馬界をけん引している二人とあって、この2頭が2強という構図。

確かにこの2頭は注目なのだが…

3歳馬グレナディアガーズには改めて注目したい!

そもそもNHKマイルカップではシュネルマイスターを抑えて1番人気に推された存在。

ただ、その人気を背負ってしまった事で自ら動く厳しい競馬を、タフな東京マイルという舞台で4コーナー先頭、目標にもされてしまった。

それでも3着と崩れなかった辺りが能力の証、乗り方ひとつでシュネルマイスターとは際どい勝負だっただろう。

前走の京成杯オータムハンデも3着に敗れたが、3歳の定量よりも1キロ重い56キロを背負わされていた事を考えれば悲観する内容ではない。

その後、この秋はBCマイル参戦も視野に入っていたものの、G1勝ちが2歳時のもので高いレイティングが付いておらず、アメリカ遠征を断念してこのマイルチャンピオンシップに目標を切り替えて来た。

鞍上には、ずっと川田騎手が手綱を取ってきたが、今回は懇意にしているダノックスとの関係を重視してダノンザキッドに騎乗するため、代打には池添騎手に声が掛かった。

池添騎手と言えば、大舞台で強いジョッキーとして知られている。

そして代打騎乗でも結果を残している。記憶に新しいのが昨年の高松宮記念と安田記念。高松宮記念では、グランアレグリアの主戦であるルメールがアーモンドアイでドバイ遠征のため乗れず、その代役を池添騎手が務め、優勝には僅かに及ばずも2着と連対確保。

そして安田記念では、そのルメール鞍上の絶対王者アーモンドアイを撃破するという大金星を挙げた。

その前年のマイルチャンピオンシップでも、インディチャンプに騎乗予定だった福永騎手が騎乗停止により乗れなくなり、急遽代役を務め、そして見事勝利に導いている。

今回のこの代打騎乗も目が離せないところ。

7週目を迎え、やや時計が掛かりだしている今の阪神コースも、決め手勝負よりはスピードの持続力で勝負するタイプのグレナディアガーズには絶好の舞台。大舞台に強い池添騎手の一発狙いの騎乗が冴えそうだ。

グランアレグリア、シュネルマイスターの2頭にはもちろん注目なのだが、第三の男・第三の馬、池添騎手鞍上のグレナディアガーズには改めて注目してみたい!


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