馬券情報・最前線(栗東編)

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関西の事情通が思惑の真相に迫る!

日曜中京10R 志摩ステークス
さらなる飛躍のきっかけとなるか!?

ゴールデンウイークも明け5月も中旬。いよいよ次週は『優駿牝馬オークス』、そして翌週は競馬の祭典『東京優駿日本ダービー』、上半期最も盛り上がる佳境を迎える。

その前の、まだ静かな今週末ではあるものの、日曜日には古馬牝馬のG1ヴィクトリアマイルが行われる。

G1がゆえにもちろん注目だが、中堅以下の騎手達にとっては、中央開催ながらG1裏となる同日の中京はアピールの場となる。

そんな中で注目なのは…

今は第三場のローカルを主戦場としている富田暁騎手だ。

今年で6年目、減量が取れてしまった後の2年は、年間でも10勝そこそこだったものの、昨年は34勝を上げ、今年は昨年を上回れる可能性のある先週までで15勝、年間40勝以上も目指せる、今の若手の中でも伸び盛りジョッキーと言える存在。

その富田暁騎手、土曜日は主戦場のローカル新潟で騎乗するが、日曜日はG1裏の中央開催、中京へ逆遠征する。

では、その理由はなんなのか…どの馬のためなのか…

メインの栗東ステークスではプリマジアに騎乗するが、これは関東馬でしかも初騎乗、勝ち負けの可能性ある馬ではあるものの、この馬のために中京で乗ると言う雰囲気ではない。

そう、やはり自らで騎乗してきた馬、10R志摩ステークスに出走するシャイニングフジのためだ。

デビュー3戦目から手綱を取り、その後は誰にも譲らず乗り続け、未勝利・1勝クラス・2勝クラスと全3勝も自らの手で挙げてきた。

特に前走は、スローペースを道中後方2番手追走、4コーナーでは最後方の大外ながら、上がり3F33秒2の抜群の切れ味で一気に突き抜けて圧勝。

富田暁騎手が教えてきた競馬が実り、その真価を発揮してきたと言えるだろう。

ここを勝てばオープン入り、牝馬限定の重賞出走も秒読み段階。

今は主戦場をローカルに置いているものの、最近は大きいレースで機会がもらえるならば、積極的に乗りに行くというスタイル。

先週は土曜日のプリンシパルステークスに騎乗するために東京へ出向いていたが、今後もダービー週の土曜日には、葵ステークスに出走予定の、自らの手で2勝目を挙げたブッシュガーデンに騎乗するために再び中京へ、翌日曜日には目黒記念に出走予定の、やはり自らの手で1勝クラス・2勝クラス・3勝クラスを勝たせたダンディズムに騎乗するために東京へ出向く予定。

今が伸び盛りなだけに、少しのチャンスで大きく飛躍する可能性もあるだろう。

その飛躍の始まりが、このシャイニングフジがきっかけになるかも知れない。

G1裏の中京開催ではあるが、富田暁騎手とシャイニングフシ、注目してみたい!


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