馬券情報・最前線(栗東編)

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日本ダービー
最も運のある馬は?

いよいよ今年も東京優駿日本ダービーを迎える。

昔から、皐月賞は「速い馬」が勝つ、菊花賞は「強い馬」が勝つ、そして日本ダービーは「最も運のある馬が勝つ」と言われている。

そう、日本ダービーは、速くても、強くても、どんなに勝ちたくても簡単には勝たせてくれない。

それは誰もが夢見るレースだからだこそ、最後に「運」が無ければ勝つ事が出来ない。

ジョッキーも然り、どんなに巧くても、どんなに技術があっても、どんなに強い馬に乗っていても、簡単には勝たせてくれない。

実際に、武豊騎手でさえ初めてのダービー挑戦から10年、福永騎手はその武豊騎手の勝った1998年から20年かかってやっとダービージョッキーにたどり着いたように、それこそ勝負の女神様が振り向かなければ勝利を掴めない、それが日本ダービーというものだ。

そう言った「運」必要な日本ダービー、今年のメンバーで『幸運』と思われるジョッキーを取り上げてみたい。

まずは、日本ダービー初騎乗となる岩田望来騎手

このコーナーでも新人当時から再三取り上げてきたお馴染みのジョッキー、今期はここまで全国リーディング2位という成績を引っ提げ、いよいよダービー挑戦となる。

騎乗するアスクワイルドモアは、京都新聞杯を勝利しダービー出走を確定的にしたが、そのレースで騎乗停止処分の制裁を受けた。

通常、実行開催日4日間のケースが多く、もしそうなった場合は日本ダービーでの騎乗はできなくなるところだった。

しかしながら、ラッキーなことに実行2日間の騎乗停止で済み、ダービーでの騎乗が叶った。

そして枠順が近年日本ダービーのラッキーナンバーと言われる1枠1番を引いた。

勢いある若手のホープが、幸運続きで挑む日本ダービー、まずは注目だろう。

続いて藤岡佑介騎手

毎日杯を自らの手で勝利に導いたピースオブエイトに騎乗するが、実は前走後このレースに出走が決まったピースオブエイトの鞍上は、ノーザンF関連馬なだけあって外国人騎手かリーディング上位騎手が空くのを待っていたためギリギリまで決まらなかった。

結果的に誰も空かなかったことで、前走騎乗した藤岡佑介騎手が継続騎乗となった。

これもある意味「運」である。なかったチャンスが巡ってきた事で、藤岡佑介騎手も期するところはあるだろう。

最後にもう一人、ベタではあるが2分の1の抽選をクリアしたジャスティンロックの手綱を取る松山騎手だ。

この馬には新馬戦から続けて手綱を取っていた様に、松山騎手が今年のクラシックでのパートナー有力候補と見ていた素質馬。

ただ今年の始動戦となった弥生賞はサウジカップ参戦で帰国待機期間中のため乗れず、前走の皐月賞は怪我で療養中のため乗る事ができなかった。

漸くコンビ復活する今回、それがダービーというビッグレースで、しかも2分の1の抽選を突破、松山騎手も期するところがある。

余談だが、今年のケンタッキーダービーを制したのは繰り上がりで出走した、最後の最後で出走枠に滑り込んだリッチストライクだった。

ジャスティンロックも最後の最後で滑り込み出走、しかも単勝人気も、同じブービー人気になりそうな雰囲気。

この馬が勝利を掴むようならば、それこそ『運』が強かった馬という事になるだろう。

今年の日本ダービー、どんな決着になるのだろうか…!?


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