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水曜日は、過去10年データを紐解いていくことにしましょう。

まず最初に見ておきたいのは、前走レースです。まずは下の表をご覧ください。

前走	着度数	勝率	連率
ニュージ	3-0-2-49/54	5.6%	5.6%
桜花賞	2-2-0-10/14	14.3%	28.6%
皐月賞	2-1-1-11/15	13.3%	20.0%
ファルコ	1-1-1-13/16	6.3%	12.5%
アーリン	1-0-3-18/22	4.5%	4.5%
弥生賞	1-0-1-1/3	33.3%	33.3%

桜花賞から参戦した馬の活躍が目立ちます。内訳を見てみましょう。このような感じです。

年度	馬名(着順)	桜花賞成績
21年	ソングライン(7人気2着)	15着
20年	レシステンシア(1人気2着)	2着
17年	アエロリット(2人気1着)	5着
16年	メジャーエンブレム(1人気1着)	4着

ソングラインは15着大敗からの巻き返し。残りの3頭は着差0.2秒～0.4秒の僅差負けからの馬券内です。

今年は、アルーリングウェイ(8着)、フォラブリューテ(14着)の2頭がエントリー。

特にアルーリングウェイは、桜花賞8着ながらも、勝ち馬からは0.2秒差。ここでも十分に馬券内がありそうです。

次に、見ていきたいのは、前走人気です。これも、まずは表を見てみましょう。

前走	着度数	勝率	連率
1人気	5-3-2-14/24	20.8%	33.3%
2人気	2-4-0-22/28	7.1%	21.4%
3人気	0-0-0-22/22	0.0%	0.0%
4人気	1-0-3-15/19	5.3%	5.3%
5人気	0-1-1-11/13	0.0%	7.7%
6～9人気	1-2-2-36/41	2.4%	7.3%

これを見ると、1番人気有利の傾向がハッキリ出ています。やはり、1番人気に支持されていただけあり、馬券内率は高いです。

今年該当するのは、以下の3頭です。

馬名	レース	着順
セリフォス	朝日杯FS	2着
ダノンスコーピオン	アーリントンC	1着
トウシンマカオ	ファルコンS	5着

3頭とも重賞で1番人気に指示されたもの。特にセリフォスはG1レースでのもので、他の2頭よりも一歩抜け出した形です。

最後に、枠番別の成績を見ておきましょう。こちらです。

枠番	着度数	勝率	連率
1枠	0-1-1-18/20	0.0%	5.0%
2枠	1-1-0-18/20	5.0%	10.0%
3枠	1-1-2-16/20	5.0%	10.0%
4枠	2-0-1-17/20	10.0%	10.0%
5枠	1-3-1-15/20	5.0%	20.0%
6枠	2-0-3-15/20	10.0%	10.0%
7枠	1-1-0-28/30	3.3%	6.7%
8枠	2-3-2-23/30	6.7%	16.7%

勝ち馬、連対馬を見ると、中～外よりの傾向があります。特に8枠は注意しておきたいですね。

2019年ケイデンスコール(14人気2着)、2016年レインボーライン(12人気3着)と2頭の人気薄が2桁人気で馬券になっています。2018年レッドヴェイロン(9人気3着)なんかもいますね。

今年の8枠にはどの馬がゲートインするのでしょうか？枠番にも注目してみましょう！

木曜日は、騎手データを紐解いていきます。

まずは、NHKマイルカップの過去10年成績を見てみましょう。

騎手	着度数	勝率	連率	複率
Cルメ	2-1-0-3/6	33.3%	50.0%	50.0%
Mデム	2-1-0-4/7	28.6%	42.9%	42.9%
横山典	2-0-1-4/7	28.6%	28.6%	42.9%
浜中俊	1-0-0-5/6	16.7%	16.7%	16.7%
藤岡佑	1-0-0-4/5	20.0%	20.0%	20.0%
柴田大	1-0-0-3/4	25.0%	25.0%	25.0%
秋山真	1-0-0-1/2	50.0%	50.0%	50.0%
池添謙	0-2-0-4/6	0.0%	33.3%	33.3%
石橋脩	0-1-0-5/6	0.0%	16.7%	16.7%
Cウィ	0-1-0-2/3	0.0%	33.3%	33.3%

C.ルメール・M.デムーロの両騎手が2勝2着1回で並んでいます。率で見るとややC.ルメールが優勢です。

今年は、C.ルメール騎手はケンタッキーダービー騎乗のため不在。となれば、M.デムーロ騎手が騎乗するプルパレイには一目置きたいところです。

次に、過去3年の東京芝1600m成績を見てみます。トップ10はこの面々です。

騎手	着度数	勝率	連率	複率
Cルメ	43-25-16-54/138	31.2%	49.3%	60.9%
戸崎圭	16-15-17-57/105	15.2%	29.5%	45.7%
田辺裕	14-16-12-72/114	12.3%	26.3%	36.8%
Dレー	11-5-3-15/34	32.4%	47.1%	55.9%
横山武	10-8-5-54/77	13.0%	23.4%	29.9%
川田将	10-5-7-23/45	22.2%	33.3%	48.9%
Mデム	9-10-3-61/83	10.8%	22.9%	26.5%
福永祐	8-7-9-30/54	14.8%	27.8%	44.4%
三浦皇	6-11-11-88/116	5.2%	14.7%	24.1%
北村宏	6-7-4-61/78	7.7%	16.7%	21.8%

ここでも、トップはC.ルメール騎手。さすがですね。次いで、戸崎圭太騎手がランクインしています。今年の騎乗馬はトウシンマカオです。

また、注目したいのは4位のD.レーン騎手です。34回と限られた騎乗数ながらこの数字は見事です。今年のNHKマイルカップにインダストリアで参戦します。

さらに、重賞に絞り込んでみましょう。

騎手	着度数	勝率	連率	複率
Cルメ	5-6-2-8/21	23.8%	52.4%	61.9%
福永祐	3-2-4-8/17	17.6%	29.4%	52.9%
Mデム	3-1-0-15/19	15.8%	21.1%	21.1%
戸崎圭	2-2-4-10/18	11.1%	22.2%	44.4%
池添謙	2-1-0-6/9	22.2%	33.3%	33.3%
川田将	2-0-1-6/9	22.2%	22.2%	33.3%
田辺裕	1-1-1-14/17	5.9%	11.8%	17.6%
吉田隼	1-1-0-1/3	33.3%	66.7%	66.7%
横山典	1-0-2-10/13	7.7%	7.7%	23.1%
菅原明	1-0-1-3/5	20.0%	20.0%	40.0%

ここで、福永祐一騎手が一気に浮上してきます。複勝率は50％オーバー。これは注目しておきたいです。今年は、断然人気が予想されるセリフォスに騎乗します。

最後に、3歳馬だけの成績を見てみます。

騎手	着度数	勝率	連率	複率
Cルメ	13-9-7-24/53	24.5%	41.5%	54.7%
戸崎圭	7-6-3-20/36	19.4%	36.1%	44.4%
田辺裕	7-4-6-22/39	17.9%	28.2%	43.6%
Dレー	7-3-1-6/17	41.2%	58.8%	64.7%
川田将	4-2-3-10/19	21.1%	31.6%	47.4%
Mデム	3-5-0-24/32	9.4%	25.0%	25.0%
北村宏	3-3-2-22/30	10.0%	20.0%	26.7%
横山武	3-2-3-20/28	10.7%	17.9%	28.6%
大野拓	3-1-2-23/29	10.3%	13.8%	20.7%
武豊	2-5-3-8/18	11.1%	38.9%	55.6%

ここでも、C.ルメール騎手のトップは変わらず。2位にトウシンマカオに騎乗する戸崎圭太騎手がつけています。

騎手データを見てみると、C.ルメール騎手が一歩抜けています。しかし、今年は不在。

となれば、M.デムーロ騎手・戸崎圭太騎手・福永祐一騎手・D.レーン騎手にとってはチャンス到来ではないでしょうか。特に、人気薄が予想されるトウシンマカオには要警戒でしょう。

5/4(水) 栗東(坂路)
4F 51.6-37.6-24.5-12.4(馬なり)

スプリングステークス10着から仕切り直しの一戦。先週はCWコースで7ハロンしっかりと負荷をかけ、ラスト1ハロンは11.0秒と抜群の切れ。最終追い切りは坂路で自己ベストには及ばなかったものの、4ハロン51.6秒、ラスト12.4秒の好時計をマーク。この中間はプール、CWコース、坂路で入念に攻めを積まれ、反撃態勢を整えてきました。

2走前のシンザン記念では勝ったマテンロウオリオンとクビ差の2着。レベルの高いレースで連対に食い込み、東京コースは2着ながらデビュー戦で経験があり、フラワーカップで2着に入ったニシノラブウインクに先着しています。状態面に全く陰りは見られないだけに、前走10着で人気が下がれば、非常に面白い存在といえるでしょう。

人気の一角で暮れの朝日杯フューチュリティステークス以来の実戦となるセリフォスも気配は上々。先週はCWコースでラスト1ハロン11秒を切るラップを叩き出しており、十分力を出せる仕上がり。

ステルナティーアもチューリップ賞からひと息入っていますが、うまくリフレッシュがなされた印象。地力を秘めるだけに侮れない存在です。

枠順	馬名	評価	短評
1	マテンロウオリオン	B	1週前好時計
2	ソネットフレーズ	B	久々も好気配
3	ソリタリオ	S	臨戦態勢整う
4	セリフォス	A	俊敏な脚捌き
5	キングエルメス	B	好調をキープ
6	トウシンマカオ	B	動きスムーズ
7	タイセイディバイン	C	気配やや地味
8	アルーリングウェイ	B	動きキビキビ
9	ダンテスヴュー	C	気配目立たず
10	カワキタレブリー	C	動きはいいが
11	インダストリア	B	終い伸び上々
12	セイクリッド	C	馬は元気だが
13	ジャングロ	C	気配物足りぬ
14	フォラブリューテ	B	気合乗り良好
15	オタルエバー	B	一連デキ保つ
16	プルパレイ	B	入念に乗込む
17	ステルナティーア	A	伸び脚鋭さ増
18	ダノンスコーピオン	B	軽快な脚捌き

さぁ、最終更新の土曜日は、うまスクがイチオシする1頭を公開します。

さっそく、結論から行きましょう！イチオシするのはこの馬です。


買い材料としては、こんな感じで注目しています。

①騎手データで取り上げた、戸崎騎手の東京芝1600m成績が○

②東京芝成績(1-1-0-0/4)で、重賞2着実績あり。

③朝日杯FS6着で、5着だったジオグリフが皐月賞を制覇。しかも同タイム。

強調したいのは③ですね。やはり、朝日杯FSはレベルが高かったと思います。

同タイムで走破した皐月賞馬ジオグリフはもちろん、8着のプルパレイ(NHKマイルカップに出走)がファルコンSを制しています。

トウシンマカオとプルパレイの朝日杯FSでの着差は、なんと0.6秒。これは決定的でしょう。

隠れた実力馬が戸崎騎手を背にG1の大舞台で、ジャイアントキリングをやってのける可能性は十分にあります。

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