重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
人気馬も穴馬も!絶対に押さえたい毎年恒例の共通点とは!?
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お陰様で丸二年の連載を続けることができました。三年目もより馬券に役立つ内容をお伝えするため励みますので、よろしくお願いします。
今週は年に一度の千直重賞・
アイビスサマーダッシュ(G3、新潟芝直1000m)が行われます。
1~3番人気が過去5年で【4.5.1.5】と夏競馬の中では信頼度が高めですが、3連単は3年連続で2万馬券を超えているように油断はできません。
上位人気馬の見極めやヒモ荒れを警戒する上で、特に注意すべき点として
《性別成績》があります。(過去5年)
■牡馬・せん馬
【2.2.1.36】勝率4.9%・複勝率12.2%
■牝馬
【3.3.4.31】勝率7.3%・複勝率24.4%
出走頭数はどちらも41頭で互角ですが、成績は一目瞭然で
《牝馬》が上回っており、馬券圏内15頭中10頭を占めています。
20年1着ジョーカナチャン (2人気)
20年3着ビリーバー (9人気)
19年2着カッパツハッチ (3人気)
19年3着オールポッシブル (9人気)
18年1着ダイメイプリンセス(1人気)
18年2着ラブカンプー (2人気)
17年2着フィドゥーシア (1人気)
17年3着レジーナフォルテ (4人気)
16年1着ベルカント (1人気)
16年3着プリンセスムーン (3人気)
皆さんも『夏は牝馬』という格言を聞いたことがあると思います。
これは私の経験則も含まれるのですが、牝馬の方が暑さに強いというのが最大の要因です。
また、春シーズンのフケ(発情期)が終わり、夏にかけて調子を上げてくるパターンなどもあります。牝馬が急激に強くなるのではなく、牡馬が苦戦しがちと捉えた方がいいでしょう。
肝心の千直競馬においても、牝馬特有の切れ味を発揮しやすい条件ということが利点になっています。
今年、牝馬で有力視されそうなのがスピードに特化した3歳牝馬
オールアットワンス。冒頭でも触れたように上位人気に支持されればますます目が離せません。
私の管理馬で優勝したサチノスイーティー(06年・7人気)も3歳の牝馬で初めての千直競馬でしたが、外枠から楽にハナに立って突き放す強い内容でした。51キロの斤量も後押しになるでしょう。
人気薄の牝馬も見逃せません。韋駄天Sでは大きく出遅れながらも、馬群を捌きながら4着まで伸びてきた
アルミューテン。昨年の3着馬
ビリーバーや新潟1000mで実績がある
ヒロイックアゲンなどの巻き返しに注目です。
このように、アイビスSDには年間唯一の条件ならではの見どころがあります。他のコースでの成績を意識しすぎず、対千直競馬で臨んでみてはいかがでしょうか。
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