重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
函館巧者を狙い撃つべき一戦
今週の
クイーンステークス(G3)は、例年の札幌とは異なり“函館”の芝1800mで行われます。
そうなると、やはり『函館巧者』の見極めが重要になってきます。
皆さんは、同じ北海道の札幌と函館を【洋芝・小回り】と、ひとくくりにしていませんか?
実は、それは大きな間違い。両コースの一番の違いは
『勾配の有無』です。
札幌:ほぼ平坦
函館:ローカル競馬場では最大の高低差3.5m
芝1800mで見ると、スタートから2コーナー半ばまで下り、そこから4コーナー入り口まで上り、そこから直線半ばまで下りというアップダウンが繰り返されています。
ここまで読めば札幌コースよりも“タフなコース設計”であることがお分かりいただけるはず。ひとくくりにしがちな両コースでの成績は厳密に言えば別物で、高低差を味方に付けることができる『函館巧者』が狙い目となります。
また、最後の直線距離262mはJRAの全10場で最短です。後方一気を決めるにはあまりにも短く、距離ロスを覚悟してマクってきても、前を走る馬たちは下り坂もあって簡単には止まりません。
例としてクイーンS(札幌芝1800m)と、巴賞(函館芝1800m)の脚質別成績を比較してみましょう(過去10年)。
■クイーンS(札幌芝1800m)
逃げ【1.0.0. 8】複勝率11.1%
先行【4.2.2.25】複勝率24.2%
差し【3.5.6.31】複勝率31.1%
追込【1.2.1.26】複勝率13.3%
■巴賞(函館芝1800m)
逃げ【2.1.1. 7】複勝率36.4%
先行【6.5.4.23】複勝率39.5%
差し【0.4.5.26】複勝率25.7%
追込【2.0.1.23】複勝率11.5%
クイーンSで最も馬券圏内に絡んだのは差し馬でした。一方、巴賞では先行馬が最多。率を見ても好走馬の脚質が異なるのがお分かりいただけるでしょう。
しかも、クイーンSが行われるのは1回函館10日目。洋芝は野芝よりも耐久性が低いので、馬場が荒れてきてより力が要る条件が想定できます。
今年は
イカット、サトノセシルのような『函館巧者』で『スタミナタイプの逃げ・先行馬』にとって有利な条件となりそうです。
このように、イレギュラーな開催日程でもコースの特徴を把握しておけば有利に馬券検討を進めることができます。
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