重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
真逆の考え方が馬券を制す!?
先週のエルムS(G3)は当欄で紹介していたマリーンS組のスワーヴアラミス(4人気)と、オメガレインボー(7人気)のワンツー決着となりました。今週も皆さんの馬券攻略に役立つような内容をお伝えします。
今週の
関屋記念(G3、新潟芝1600m)のポイントとして重要なのはこれです。
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小回りコースが舞台だった最近の重賞とは違い、広いコースで直線距離が非常に長いという条件に変わる
まず、馬券を買うのであれば、これはしっかりと意識しておきましょう。
本題ですが、皆さんは、直線が長いコースでは上がり3ハロンの時計が速い<差し・追い込み馬>に、ついつい目が行ってしまいませんか?
でも、本当の狙い目は
《逃げ馬》です。関屋記念の脚質別成績をご覧ください(過去5年)。
逃げ【1.1.1.2】勝率20.0%・複勝率60.0%
先行【0.2.2.13】勝率0.0%・複勝率23.5%
差し【2.1.1.35】勝率5.1%・複勝率10.3%
追込【2.1.1.19】勝率8.7%・複勝率17.4%
これは、皆さんのイメージと逆ではありませんか?実際に「逃げ馬」は、過去5年で3度も馬券に絡んでいます。
なぜ、このようになるのか。下記の2つが大きく影響しています。
①騎手の心理
②コース形態
それでは、解説していきましょう。よく覚えておいてください。
①騎手の心理については、これだけ長い直線が控えていると、どの騎手も「直線までできるだけ馬の体力を温存しておこう」という思考になりがちです。ライバル馬どうこうより、まずは自分の馬のリズムを優先するということです。結果として、序盤で先手を奪った馬からすると、道中でそこまでプレッシャーをかけられることがなく楽なレース運びができます。
②コース形態についてですが、イメージとして新潟コースは“直線が平坦”というイメージがありませんか?実は“向正面の半ばから3コーナー途中まで緩やかな上り坂”になっています。これにより自然と全馬のスピードが落ちて全体のペースが遅くなります。先行馬にとって、長い直線でも息が入った状態で走ることができます。
この2点が合わさることで、20年トロワゼトワル(8人気2着)、18年エイシンティンクル(3人気3着)、17年マルターズアポジー(7人気1着)のような逃げ残りが起こるわけです。
どうでしょうか。騎手の心理やコース形態を考えてみても理にかなっていますよね。
今年は
アトミックフォース、クリスティ、マイスタイルといった逃げ馬候補がレースを盛り上げることになりそうです。有力視されている差し・追い込み馬との攻防にも注目です。
このように、関屋記念にはコース特有の騎手心理や、あまり知られていないコース形態が結果に大きく影響しています。なかなか気づきにくい視点が馬券のポイントになるというのも覚えておくといい
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競走馬のプロ(元調教師)が、出走させる側の視点で見抜く馬券候補
- レパードS
レプンカムイ(6番人気3着)
- クイーンS
サトノセシル(8番人気3着)
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