重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
戦績から穴馬が見える!?
先週のセントウルS(G2)は、1番人気のレシステンシアが横綱相撲の押し切り勝ち。当欄でお伝えした「どうして1番人気が強いのか」については、来年以降も役立つことでしょう。
今週は3日間開催です。日曜には秋華賞トライアルの
ローズステークス(G2、中京芝2000m)が行われます。
16年に10万馬券、17年に33万馬券、18年に22万馬券と波乱決着が目立つ一戦で、昨年の中京開催では113万馬券と高配当が出ましたね。
それだけに今年も悩んでいる方が多そうですが、ローズSはコースを問わず
【前走条件組の激走】に注目です。
まずは前走クラス別の成績をご覧ください(過去10年)。
1勝【2.3.2.35】
2勝【0.1.6.20】
G3【0.0.0. 4】
G2【0.1.0. 2】
G1【8.4.2.47】
春のクラシック以来となる馬が始動してくるレースだけあって、G1組が馬券圏内の半数を占めています。
しかし、1勝クラス、2勝クラスからの臨戦馬も善戦。過去に穴をあけた馬の大多数は、条件クラスからの格上挑戦馬です。
昨年は2着ムジカ(14人気)、3着オーマイダーリン(11人気)が大波乱を演出。18年3着のラテュロス(13人気)、17年1着ラビットラン(8人気)など、ほとんどが人気薄でした。
この背景には1・2勝クラスでの対戦相手が関係しています。
3歳馬は、6月以降の番組では古馬との混合戦になるため、春までとは違って年長馬と競走することになります。体が出来上がっている牡馬が相手になることも当然あります。
もちろん、斤量が軽いというアドバンテージはありますが、道中のペースや馬群のタイトさなど、同じ1・2勝クラスでも3歳世代同士のレースと比べてレベルは格段に上がります。
ローズSはG2重賞とはいえ、同じ3歳牝馬が相手。夏競馬に年長馬相手に揉まれた経験が同世代の牝馬同士となることで生きてくるわけです。
また今年の出走予定馬を振り返ると、2018、20年に続いて“オークス1~3着馬が不在”という状況。昨年と同じく条件クラスからの格上挑戦馬が激走する下地が整っています。
今年は2勝クラスを勝ち上がってきた
スパークル、牡馬相手の1勝クラスを勝ち上がってきた馬も複数出走してきました。「G1組>条件組」という一般的なイメージを捨てて穴を狙うのも面白そうです。
このように、ローズSは出走馬の格だけでは測れない牝馬重賞となっています。条件戦を戦ってきた馬のレースぶりを丁寧にチェックすることで、美味しい穴馬が見えてくるかもしれません。
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ローズS(G2)
セントライト記念(G2)
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