重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
軸は鉄板!?穴を狙うなら……
今週は、昨年同様に中京で菊花賞トライアルの
神戸新聞杯(G2、中京芝2200m)が行われます。
いよいよダービー馬シャフリヤールが始動しますね。前走は4番人気での勝利ですし、素直に信じるべきかどうかで悩んでいる穴党ファンも多いでしょう。
しかし、このレースでは【ダービー馬が圧倒的な成績】を残しているのをご存知でしょうか?
2000年以降、ダービー1着馬が参戦してきた時の成績が【8.3.0.0】で連対率100%。そして、現在5年連続で堂々の1着(11年オルフェーヴル、14年ワンアンドオンリー、17年レイデオロ、18年ワグネリアン、20年コントレイル)となっています。
「最も運の良い馬が勝つ」と言われているダービーですが、世代の頂点を決める一戦とあって、能力の裏付けが無ければ勝つことはできません。
そして、秋の王道トライアルに出走するということは、馬の体調や仕上げが万全という証拠。前哨戦とはいえ中途半端な仕上げでは使ってこないのです。
鞍上の福永騎手も昨年に同コースでコントレイルを勝利に導いており、この秋も既に重賞2勝と好調ですから、キッチリ決めるのではないでしょうか。
ただ、だからといって
レース自体が平穏に決まるとは限らないのが競馬の面白いところです。
こういうレースでは、有力ライバルたちがシャフリヤールに対してプレッシャーを掛けたり、受けて立つ側のシャフリヤールが前を丸ごと捻じ伏せるような横綱相撲で攻めたりと、自然と前掛かりのペースになっていきます。
そうすると、流れに付いて行けなくなった馬から脱落し、昨年の3着馬ロバートソンキー(14人気)のような
“権利取り狙い”で直線勝負に賭けていた伏兵馬にもチャンスが巡ってきます。
ここには各陣営の作戦、思惑が大きく絡んでくることでしょう。
このように、神戸新聞杯には明確な好走パターンがある一方で、独特のレース展開が生み出す激走パターンも秘めています。近走の着順やレース内容に囚われすぎず、思い切って狙ってみることをオススメします。
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