重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
阪神開催で確率UPのカラクリ!?
秋華賞の金言
今週の
秋華賞(G1、阪神芝2000m)は、史上初となる阪神競馬場で行われます。
従来の京都芝2000mと比較すると、直線に待ち受ける急坂を筆頭に様々な違いがありますが、特に注目すべきはフルゲートの頭数が関係する
枠の有利不利です。
京都芝2000mがフルゲート
18頭に対し、阪神芝2000mは
16頭で設定されています。
管理馬をG1に出走させたい関係者からすると、出走枠が2つも減ることは痛恨ですが、ただ闇雲に減らしているわけではありません。
阪神の芝コースで比較しても、内回りコースを使用する芝1400m、芝2200m。外回りコースで行われる芝1600m、芝1800m、芝2400m、芝2600mはフルゲート18頭で、芝2000mは芝1200mと同じく16頭となっています。
これには18頭立てにしてしまうと、
外枠の馬が極端に不利になってしまうことが関係しています。
芝2000mはスタートして1コーナーまでの距離が325mと短く、芝2200mほどホームストレッチを長く走れるわけではありません。また同じスタート地点の芝2400mは外回りコースを使用するため、1コーナーまでの距離が長くなるからです。
このようなコースですから、内枠を引けた馬にとってはチャンス到来と言えるでしょう。
実際、参考レース数は少ないですが、フルゲート16頭で行われた重賞では、以下のような成績となっています(過去10年)。
1枠【5.0.1.12】
2枠【1.1.1.15】
3枠【0.2.1.15】
4枠【0.1.3.14】
5枠【1.1.0.16】
6枠【0.2.0.16】
7枠【1.1.2.14】
8枠【1.1.1.15】
ご覧のとおり
1枠に入った馬がダントツの5勝を挙げていますね。
今年のマーメイドS(G3)では1枠を引き当てたシャムロックヒル(10人気)が逃げ切り。昨年の鳴尾記念(G3)でも1枠に入ったパフォーマプロミス(10人気)が1着と、人気を問わず好走しています。どちらも道中で内ラチ沿いを走り、ロスなく自分の競馬ができていました。
今回の秋華賞でも有力馬だけでなく、伏兵馬が1枠に入っても見逃せない条件と言えるでしょう。
このように、秋華賞には、京都から阪神へと舞台が替わったことで新たな見どころが浮上してきました。今までのイメージは一旦置いて、新たな気持ちで予想に取り組むことが大事です。
PRG1的中の分かれ目はこれ!
皆さんは、SNSやWEBサイトを中心に情報収集をして予想していると思います。
ここで質問です。予想するときに出走させる側の思惑がどんなものか考えたことはありますか?
実は、これが的中・好配当の分かれ目になると言っても過言ではありません。そこで、元調教師が出走させる側の思惑を見抜いた馬券候補を教えます!
競馬ファンとは一線を画す視点から浮上する候補馬は?ぜひ、予想に活かしてください!
秋華賞(G1)
記事・PR提供 シンクタンク