重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
元調教師が教える金言!思考の転換が的中を呼び寄せる
先週の根岸ステークスでは、レビューで取り上げたタガノビューティーが上がり最速の末脚で3着。1月の重賞で取り上げた馬が全て馬券になってくれました。このまま記録を伸ばしていきたいですね。今週も、ぜひ予想の参考にしてください。
東京新聞杯の金言
今週は春のマイル路線を占う
東京新聞杯(東京 芝1600m)が行われます。2021年は26万馬券、2020年は12万馬券と波乱が続いているレースなので、今年も波乱の可能性を考えて予想に臨みましょう。
波乱の一因として考えられるのは、出走馬の臨戦過程がバラバラであることが考えられます。
ここに出走させる各陣営の思惑を推察してみると…
・春のG1に向けて東京マイルを試す
・厩舎の期待馬が賞金加算を狙う
・得意の舞台で何とか結果を出したい
など、いくつか挙げられます。G1を除く東京マイルの重賞は、このレースと秋の富士ステークスの2レースだけです。
力量が拮抗して比較が難しい上に、加えて陣営の“思惑”が影響してくるので、予想も一筋縄では行きません。
ただ、そんな状況でも注目すべきポイントがあります。前走のクラス別成績(過去10年)です。
3勝【3-1-0- 5】勝率33.3%・複勝率44.4%
OP【1-4-1-40】勝率 2.2%・複勝率13.0%
G3【1-4-4-41】勝率 2.0%・複勝率18.0%
G2【1-0-3-15】勝率 5.3%・複勝率21.1%
G1【4-1-2-16】勝率17.4%・複勝率30.4%
重賞経験馬が多く出走する中で、一番勢いがあるのは3勝クラス組。勝てば大きく賞金を加算することができ、一気に次のステージへ駆け上ることができます。
既に十分な賞金を持っている格上馬と比べて、モチベーションの高さが見えてきます。
2021年の勝ち馬カラテはマイル戦の2勝クラス→3勝クラスを連勝して参戦。さらに上を目指している真っ只中でした。5番人気と人気は格上馬に譲りましたが、好位から力強く伸びて重賞実績馬を押さえ込んでいます。
2020年の2着シャドウディーヴァは、エリザベス女王杯15着の後、自己条件の3勝クラスを勝利して再び大舞台を目指していく状況で参戦。左回り巧者という特性も相まって好走、6番人気の低評価を覆しました。
2019年の勝ち馬インディチャンプは、カラテと同じくマイルの下級条件を連勝しての参戦。後に安田記念とマイルCSの春秋マイルG1を制すキッカケとなりました。
このように、様々な臨戦過程の馬が集結する東京新聞杯の攻略には、能力の見極めと陣営のモチベーションの見極めが大事になってきます。格下だからと軽視するのは禁物でしょう。明日は、金言に当てはまる馬のレビューを公開しますので、お楽しみに!
PR東京新聞杯・きさらぎ賞
元調教師が教える馬券の急所!
ある視点を持つことで見える馬券候補
WEBサイトやSNSの情報にカンタンに飛びついてしまうのは愚の骨頂。
レースに出走させる側の視点こそ予想の本質です。
先週は、推奨馬が全て馬券内でパーフェクトでした!
根岸S
テイエムサウスダン(6人気1着)
ヘリオス(4人気2着)
タガノビューティー(2人気3着)
シルクロードS
メイケイエール(2人気1着)
シャインガーネット(7人気2着)
ナランフレグ(3人気3着)
東京新聞杯・きさらぎ賞も、これを見て的中をつかもう!
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