重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
芝と本質的に違う!東京ダ1600mに専門性が求められるワケ
先週の共同通信杯では、新馬戦直後でも狙えると見てレビュー馬に取り上げたダノンベルーガ(3番人気)が完勝。これで7週連続の好走となりました。この流れをG1で途切れさせたくないですね。ぜひ、今週も参考にしてみてください。
フェブラリーSの金言
リピーターが生まれやすい特殊な環境とは…
フェブラリーS(G1・東京ダ1600m)は、現在8年連続で1番人気が馬券になっていますが、これと同時にヒモ荒れが頻発しているため波乱決着が続いています。的中させるためには、このレースの特徴をしっかりと把握しておく必要があります。
近年は、ドバイワールドカップの他にも世界最高賞金額のサウジカップも選択肢に入り、今年もテーオーケインズとマルシュロレーヌが参戦を予定しています。これによって、国内トップクラスの実績馬がフェブラリーSに出走することが減りつつあります。
また、スタートから約150mほど芝コースを走ることになるため、これを苦手とする馬は地方の交流重賞に専念する選択肢も出てきます。
中央のダート1600m重賞が東京にしかないことも専門性を強めている要因と言えるでしょう。
このようなことから、リピーターレースの性質が強まっています。過去10年の該当馬は以下の通りです。
・コパノリッキー(2勝)
ヒヤシンスS3着、1勝クラス1着
・ゴールドドリーム(1勝2着2回)
ユニコーンS1着、武蔵野S2着、ヒヤシンスS1着
・ノンコノユメ(1勝2着1回)
ユニコーンS1着、武蔵野S1着など5戦全て馬券圏内
・ベストウォーリア(2着1回3着1回)
ユニコーンS1着、武蔵野S3着、アハルテケS2着
・インカンテーション(2着1回3着1回)
1勝クラス4着
・ワンダーアキュート(3着2回)
武蔵野S1着
()内はフェブラリーSの成績。下のレース成績は戦前の東京ダ成績。
6頭中4頭は。事前に同コースの重賞で勝利実績がありました。得意のコースでG1があるなんて恵まれています。当然、目標に据えて仕上げてくるでしょう。
コパノリッキーは、16番人気で勝利を挙げた翌年に1番人気でも勝利。インカンテーションは、2015年に2着した後、2017年の武蔵野Sで勝利しています。
同コースの重賞実績がない状況で、いきなり好走できたということは、高い適性があったということでしょう。
ダート路線は賞金を持っている馬が多く、上の世代がなかなか引退しないため、メンバーの顔ぶれが大きく変化しないこともリピーターの誕生に繋がっています。既に対戦している組み合わせも多いですからね。
このように、ダート路線にまつわる特徴、傾向を知っておくことは馬券検討をスムーズに進める上で欠かせません。コース適性や能力比較に注意しながら攻略することをオススメします。
明日は、金言に当てはまる馬のレビューを公開しますので、お楽しみに!
PRフェブラリーS
元調教師が教える馬券の急所!
ある視点を持つことで見える馬券候補
G1だからと言って、WEBサイトやSNSの情報にカンタンに飛びついてしまうのは愚の骨頂。
レースに出走させる側の視点こそ予想の本質です。
先週の推奨馬結果
共同通信杯
ダノンベルーガ(3人気1着)
ジオグリフ(1人気1着)
京都記念
サンレイポケット(6人気3着)
クイーンC
プレサージュリフト(2人気1着)
スターズオンアース(1人気2着)
ベルクレスタ(3人気3着)
今週は、
フェブラリーSの馬券候補を教えます!
記事・PR提供 シンクタンク