重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
メンバー構成が重要!? 速い展開になるには理由がある!
先週の弥生賞は、金言の
トライアル特有の展開を知ることで紹介した通り、ドウデュースが先行しながら上がり2位の脚を使ってクビ差2着。
これで、レビューで取り上げた馬は、中山金杯から10戦連続で馬券になってくれました。今週も、ぜひ参考にしてください。
フィリーズレビューの金言
激流の展開になる理由を読み解けば…
先週からクラシックのトライアルレースが始まり、春のG1シリーズに向けて盛り上がりを見せています。今週の
フィリーズレビュー(G2・阪神芝1400m)も、3着以内に桜花賞の優先出走権が与えられる一戦になります。
近年のレースを見ると、3年続けて10番人気以下の伏兵が馬券になり、3連単の配当は10万馬券を超える決着となっています。ファンにとっては、かなり頭を悩ますレースですね。
波乱になる要因の一つとして挙げられるのは、1400mという距離です。
桜花賞よりも200m短いということで、「この距離ならチャンスがある」と考えるスプリンターの参戦が目立ちます。世代のトップクラスは、本番と同じコースのチューリップ賞に向かうことが多いため、相手関係も手薄になることが多いです。
また、同距離の重賞でファルコンステークス(中京・芝1400m)もありますが、優先出走権を確保するなら、フィリーズレビューの選択になるでしょう。
このような、事情によるメンバー構成のため、前掛かりのペースになりやすく、スピードで押し切りたいスプリンターよりもスタミナがあり、溜めが利いて末脚を伸ばせる馬にチャンスが回ってきます。
実際、このレースの上がり最速馬は過去10年で【5.2.2.2】複勝率81.8%。直線勝負に強い馬が浮上しやすい流れが毎年のように作り出されています。
上がり最速馬の前走距離別成績も見ておきましょう。
上がり最速馬の前走距離別成績
1600m【4.1.2.1】複勝率87.5%
1400m【1.1.0.1】複勝率66.7%
1200m【0.0.0.0】複勝率0.0%
最低でも同距離、理想は1600mからの距離短縮組となっています。
距離が延びる1200m組はかなり苦戦しています。まだキャリアも浅く、スピードを活かした競馬をしてきた馬にとって、ここで控える競馬をさせるのは、なかなか難しいのでしょう。
なお、上がり最速馬の中には穴馬も多く、好配当のキッカケになっています。前走で敗れて人気を落としていても軽視は禁物でしょう。
上がり最速馬の成績
20年 5人気1着 エーポス
19年 12人気1着 ノーワン
18年 2人気2着 アンコールプリュ
17年 2人気1着 カラクレナイ
17年 6人気3着 ゴールドケープ
16年 1人気2着 アットザシーサイド
15年 1人気1着 クイーンズリング
13年 3人気1着 メイショウマンボ
12年 7人気3着 プレノタート
毎年同じ時期、同じ条件で行われるトライアルレース。定番とも言えるメンバー構成から展開を読み解き、激走候補を見つけ出してみましょう。
明日は、金言に当てはまる馬のレビューを公開しますので、お楽しみに!
前哨戦だからこそ買える馬がいる!?
元調教師が教える今週の馬券候補
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的中に近づく一番の情報が何かわかりますか?
人気やオッズという数字に現れない
出走させる側の意図です。
ファンと一線を画する知見が的中をグッと引き寄せます!
先週の弥生賞でも…
- ③リューベック
- ⑥ボーンディスウェイ(9人気3着)
- ⑦ドウデュース(1人気2着)
- ⑨インダストリア
- ⑩アスクビクターモア(3人気1着)
人気薄もズバッと見抜いて3頭が馬券内に!3連単は250倍を超える好配当でした。
今週は、G1の前哨戦となるレースで、ここだから狙える馬券候補がいます。
金鯱賞・フィリーズレビューは、元調教師が教える馬券候補を見て好配当をゲットしましょう!
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