重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
臨戦過程が明暗を分ける!?余力タップリで挑める2頭!
先週の
日本ダービー(G1)は、Cコース替わりの恩恵を最大限に生かせる候補としてレビューしたアスクビクターモア(7番人気)が見せ場十分の3着と激走しました。
今週も皆さんの馬券に貢献できるよう、しっかりと分析してお伝えしていきます。
安田記念の金言
タイトル獲得へ余力が大事
安田記念は1番人気が現在6連敗中。名牝と呼ばれたアーモンドアイやグランアレグリアもその期待には応えられず、この間に10万馬券超えが3度も出ています。
5週連続の東京G1最終戦は競馬ファンにとって高難易度の一戦と言えるでしょう。
この原因の一つに前走の着順別成績が挙げられます。(過去5年)
まず、前走からの連勝がとても難しいことがわかります。
他にも、馬券圏内の数や好走率では前走で3着以内に好走している馬が優勢ですが、こと連対数となると前走4着以下と同じ5回。十分に巻き返しの余地があるレースなんです。
ヴィクトリアマイルを制して中2週で臨んだグランアレグリアとアーモンドアイが共に2着と取りこぼしたように、現役トップクラスの実力馬でも苦戦しています。
この2頭に限らず、上位争いをするだけのパフォーマンスを発揮した後、もう一丁で勝ち切れるほど甘くはないわけですね。
激走後は少なからずダメージが残りますから、そのケアをした上で再びどこまで仕上げられるのか、タフなレースで最後まで持ちこたえる余力があるのか。蒸し暑くなってくるとそれだけでも消耗する可能性があります。
前走4着以下から巻き返してきた5頭は以下の通り。
春はココ一本に絞ってきたダノンキングリー、トライアルをひと叩きしてきたインディチャンプやサトノアラジン、牡馬相手の締まったペースを好んで狙って使ってきたアエロリット。
余力をしっかり残した状態で安田記念に臨めることが理想的で、尚且つ激走パターンだと考えられます。
それを踏まえて、2頭レビューしていきます。
※6月3日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 セリフォス
2歳時にマイル重賞を2勝、朝日杯FSではドウデュース(ダービー1着)とダノンスコーピオン(NHKマイルC1着)という後のG1馬と大接戦を演じたように3歳世代の有力マイラーです。
この春は早い段階で安田記念に向かうことを公表していたように、NHKマイルC→安田記念が既定路線。その前走は5か月ぶりの実戦で、レースでは向正面から3コーナー過ぎまで掛かるロスがありながら4着と負けて強しの内容でした。
ひと叩きされた上積みが見込める今回は、落ち着き具合がカギではあるものの、余力十分で臨めることが魅力的です。おまけに古馬牡馬とは4キロ差となる54キロの斤量も強調材料で、乗り方ひとつで大きく巻き返す可能性を秘めています。
2頭目 ダノンザキッド
骨折休養明けの富士Sを叩いて挑んだマイルCSではグランアレグリアと0秒2差の3着。臨戦過程や2度目のマイル戦ということを考えれば能力、距離適性を感じさせる内容でした。上がり3ハロン33秒0は自己最速、シュネルマイスターとは内外の進路取りの差だけです。
中山記念で結果が出なかったことからドバイ遠征のプランは白紙となりましたが、全く消耗していないことを考えれば安田記念一本に絞れたことが却ってプラスに働く可能性は十分にあります。
東京コースは東スポ杯2歳Sで快勝している得意舞台で、富士Sの時とは状況が全く異なりますから、春のG1組に一気に割って入るシーンがあっても不思議ではありません。
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