重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
コースの特徴が明暗を分ける!盲点となりそうな2頭はこれ
エプソムカップの金言
特殊な展開が生まれやすいコース設定
今週は
エプソムC(G3、東京芝1800m)が行われます。コースの特徴としては、スタートしてすぐにコーナーがあり、そこから3コーナーまでとても長い向正面を走ることになります。そのため、序盤に先行争いが起きにくく、流れが比較的落ち着きやすい傾向にあります。
また、毎年Cコースで行われ、Aコースよりも6メートル外側に仮柵が置かれています。最後の直線の長さは常に一定のため、3,4コーナーがA,Bコース時よりも長くなり、より大回りになっているのが特徴です。
この2つの状況が重なることにより、かなりの恩恵を受けられる馬が出現します。それは、逃げ・先行馬です。過去10年の脚質別成績をご覧ください。
ジョッキーからすると、ただでさえ広い東京で余計に外を回っている感覚になるでしょう。そのため、のんびりと中団で運んでいたら取り返しがつかなくなってしまいます。追い込みが届きにくいのではなく、前が止まりにくい「行った行ったの展開」になりやすいわけです。
調教師とすればスタートを決めたら無理に押さえず前々で流れに乗ってもらうように注文したいですね。
馬券検討の際、東京コース=長い直線の追い込み勝負というイメージは強いでしょうから、どうしても盲点となってしまうかもしれません。
これを踏まえて、2頭レビューしていきます。
※6月10日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 ノースブリッジ
新馬戦、葉牡丹賞を逃げて大楽勝したようにデビュー当時から素質の高さを見せていましたが、順調に使えなかったこともあってクラシック路線に参加することはできませんでした。
とはいえ、自己条件では足踏みすることなく順調に勝ち上がり、特に前走はスタートを決めてポンとハナを切り、道中の折り合いもスムーズで最後まで後続を寄せ付けない完勝ぶりでした。これが現状の勝ちパターンでしょう。
今回は、そんな同馬に打ってつけのレースと言えます。まだ速い時計の裏付けがないため、週末の雨予報で馬場が水分を含めばより走りやすい条件となるでしょう。有力追い込み勢を封じ込める押し切りがあっても良さそうです。
2頭目トーセングラン
屈腱炎が発症して長期休養を余儀なくされるなど、脚元がスッキリしないようで順調さを欠いていますが、それ以前は1勝クラスからオープンまで大崩れすることなく一気に勝ち上がってきました。
そのレース内容も先行策からレースの流れに応じて動ける自在性、そこから速い上がりを繰り出す盤石の内容がほとんど。前目で流れに乗れることが理想のこのレースにも上手く結び付きそうです。
11か月ぶりの前走は速いペースを先行したため苦しくなるのも仕方ないところ。間隔を詰めて使えるのであれば脚元も順調でしょうし、こちらも雨馬場は歓迎のクチ。前走だけで人気を落とすようなら美味しいかもしれません。
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