重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
勝負は1コーナーで決まる!?波乱決着のカギを握る2頭!
ラジオNIKKEI賞の金言
なぜか軽視され続ける激走パターン
今週から東では福島開催が始まります。お馴染みの3歳ハンデ戦・
ラジオNIKKEI賞(G3、福島芝1800m)は、1番人気が5連敗中。昨年が31万馬券、一昨年が17万馬券、2019年が14万馬券と波乱が続いています。
そんなレースにおいて軽視禁物の激走パターンは、脚質別成績を見ることで浮かび上がってきます。(過去5年)
脚質別成績
逃げ【1-1-2- 1】複勝率80.0%
先行【2-3-0-12】複勝率29.4%
差し【2-0-1-26】複勝率10.3%
追込【0-1-2-15】複勝率16.7%
逃げ馬の成績
21年3着ノースブリッジ (7人気)
20年1着バビット (8人気)
19年4着ダディーズマインド(7人気)
18年3着キボウノダイチ (9人気)
17年2着ウインガナドル (8人気)
直近5年で4頭の逃げ馬が馬券圏内に粘り込んでいます。2019年4着ダディーズマインドも3着とクビ差と際どかったです。これだけの大激走が続いているにもかかわらず、毎年人気の盲点になっているのですから狙わない手はないでしょう。
舞台は福島開幕週。多少の雨が降っても芝はまだ荒れておらず、4つのコーナーを通るため馬場の内目をロスなく走れる馬がとても有利な条件です。逃げ馬であれば、当然ラチ沿いを走ることができます。
ただ、これだけでは人気薄の逃げ馬がどうして粘れるのか?という疑問は解決しないでしょう。
言葉では言い表しにくい感覚なのですが、逃げ馬は自分のリズム、ペースで走ることができれば余計な消耗を抑えることができ、最後の直線勝負でも粘りが利きます。
逆に、競られたり執拗に突かれたり、ハナを切れず馬に囲まれたりとプレッシャーを受けるとモロいので諸刃の剣であることも確かです。
そのため、スタートから1コーナー入り口までが一番の勝負所。多少強引にでもハナに立つことが重要になってきます。ジョッキーの駆け引きの一環で“思いっきり行きそうに見せかける”といった同型を寄せ付けないための演技、技術もあったりします。
後続馬も前を追いかけるために脚を使いますし、道中の位置取りによっては馬群の外を回すことになるロスも生じます。積極的な立ち回りができる方が好走率が高くなりやすい舞台というわけです。
これを踏まえて、2頭レビューしていきます。
※7月1日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 フェーングロッテン
初勝利後は連続10着と苦戦していましたが、ブリンカーを着用した大寒桜賞では行きっぷりが良くなり3着と一変。前走の白百合Sでは自身初の逃げの競馬に持ち込むと、少頭数で比較的楽なマイペースだったとはいえ重賞で好走実績のあるヴェローナシチーを寄せ付けずに完勝を決めました。
これにより現時点でのこの馬にとって理想の戦法が決まったと言えるでしょう。連続騎乗となる松若騎手も逃げの競馬にいいイメージを持っているはず。
最初の1コーナーまでの距離は約305mと短いため、先週の宝塚記念(525m)とは異なり勝負は一瞬。そのため内目の3枠を引けたことで少し有利になりました。内の馬を外から交わすのは楽ではありません。逃げが叶えば、あとは自分のリズムに徹して粘り込むのみ。
2頭目 ショウナンマグマ
2走前の1勝クラスでは、好スタートを決めて逃げると2番手以下を大きく引き離す積極的な立ち回り。ペースを落とした際に一旦は詰め寄られるも、再び引き離して8馬身差の大楽勝でした。
しかし、クラスが上がった前走では、行き切れずに控えたせいか折り合いを欠いて自滅してしまいました。
こういう経緯だと、今回はとにかくハナに行こうという気になるでしょう。他の出方も関わってくるため、あまりに強引だと他の逃げ馬と共に総崩れしてしまう恐れがありますが、53キロのハンデを味方に上手く自分のペースに持ち込めれば、最後まで粘り強い走りができても不思議ではありません。
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