重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
近年の激走パターンと酷似している2頭!
先週のオールカマー(G2)では「非根幹距離のスペシャリスト」としてレビュー馬に選出したウインキートスが7番人気3着と健闘してくれました。秋のG1シーズンも皆さんの馬券に貢献できるよう頑張っていきます。
スプリンターズSの金言
内枠有利の傾向は軽視禁物
秋のG1開幕戦スプリンターズS(G1、中山芝1200m)には、決して見逃すことができない傾向が秘められています。先週の結果もいいヒントになりそうです。
まずは枠順成績をご覧ください。(過去5年)
枠順成績(過去5年)
1枠【0-1-3- 6】
勝率 0.0%・複勝率40.0%
2枠【1-1-0- 8】
勝率10.0%・複勝率20.0%
3枠【0-0-1- 9】
勝率 0.0%・複勝率10.0%
4枠【3-1-0- 6】
勝率30.0%・複勝率40.0%
5枠【1-1-0- 8】
勝率10.0%・複勝率20.0%
6枠【0-1-0- 9】
勝率 0.0%・複勝率10.0%
7枠【0-0-0-10】
勝率 0.0%・複勝率 0.0%
8枠【0-0-1- 9】
勝率 0.0%・複勝率10.0%
なんと馬券圏内の15頭中10頭が1~4枠からのスタートでした。しかも人気馬ばかりというわけではなく伏兵馬も食い込んできています。
好走した伏兵馬
21年3着 シヴァージ(10人気)
18年3着 ラインスピリット(13人気)
17年2着 レッツゴードンキ(5人気)
17年3着 ワンスインナムーン(7人気)
現役屈指のスプリンターが揃う一戦では、道中・勝負所での僅かな距離ロスが明暗を分けます。
昨年、3万馬券決着を演出したシヴァージも最内枠からギリギリまで脚を溜めて上位2頭に猛追しました。
このレースで内枠を引き当てた馬は人気を問わず警戒しておく必要があります。
また、冒頭で触れた「先週の結果もいいヒント」というのは、“Cコース”に替わったばかりのオールカマーの結果です。
1着ジェラルディーナが2枠1番、2着ロバートソンキーが1枠1番、3着ウインキートスが3枠3番。内目を走ることができた馬同士の決着でした。
今週は雨予報がなく、差し馬や外枠の馬が苦戦する傾向が変わることはなさそうです。例年通りの内有利の状況が見込めるのではないでしょうか。
この傾向を踏まえて候補馬をレビューしていきます。
※ 9月30日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 テイエムスパーダ
CBC賞で衝撃的な逃げ切り勝ちを決めた快速馬が1枠1番を引き当てました。
前走の北九州記念ではアイビスSDで楽に逃げたスピードのあるシンシティを交わすことに脚を使ってしまい最後まで余力がありませんでした。ただ、それでもタイセイビジョンやナムラクレアとは0秒3差ですから着順ほど負けていません。
今回は同型と言えそうなのはファストフォースくらいで、すんなりハナを奪って自分の競馬に持ち込めそうです。馬場傾向を味方に付けて最後まで粘り込むシーンがあっても良さそうです。
2頭目 ウインマーベル
こちらも生きのいい3歳馬で、古馬との初対戦となった前走キーンランドCで2着。
その前走の馬群・隊列は特殊で、荒れた内目を避けて全体的に外寄りを走っていました。勝ったヴェントヴォーチェは中団から内をすくうような立ち回りで勝利したのに対し、こちらは通過順の[5-2]が示すように正攻法でした。
3か月ぶりと久々で他の3歳馬より1キロ多く背負っていたことを考えれば負けて強しの内容です。
4枠7番の今回は、内にいる馬(2~6番)の並び・脚質的に上手く潜り込めそうなイメージできます。テイエムスパーダの後ろからサッと抜け出すことができれば面白いかもしれません。
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■オールカマー(G2)
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■ローズS(G2)
エグランタイン(7人気3着)
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