重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

提供:シンクタンク

重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

ダート=前有利の常識は通じない!?特殊なレースで狙うべき2頭!

元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。

現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を活かして、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。

かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探る日々です。

後半では根岸Sの金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。

先週のAJCCでは先行有利を踏まえてレビューしたノースブリッジが勝利しました。

根岸Sの金言
このレースだけ差し・追い込み天国

今週から東は東京開催が開幕。その開幕週に根岸S(G3、東京ダ1400m)が行われます。

昨年は勝ち馬テイエムサウスダンが続くフェブラリーSでも2着と活躍するなどG1に向けても注目の前哨戦です。

そんなレースにおいて軽視禁物のポイントが脚質です。

ではまず、昨年に行われた東京ダ1400m(93鞍)の脚質別成績をご覧ください。

東京ダ1400m脚質別成績(2022年)
逃げ【18-11-8-56】
勝率19.4%・複勝率39.8%

先行【41-36-39-211】
勝率12.5%・複勝率35.5%

差し【28-33-35-455】
勝率5.1%・複勝率17.4%

追込【6-13-11-445】
勝率1.3%・複勝率6.3%

ファンの皆様も認識しているような“前有利”の傾向となっています。

ダートは、芝と比べて時計が掛かります。そのため、後ろから並びかけようとすると時間を要しますし、スタミナやパワーも使うことになります。

序盤にスムーズに逃げ・先行のポジションを取れるタイプの馬がそのまま押し切りやすいわけですね。

続いて、根岸Sの脚質別成績をご覧ください(過去10年)。

根岸S脚質別成績(過去10年)
逃げ【0-0-0-10】
勝率0.0%・複勝率0.0%

先行【1-4-2-34】
勝率2.4%・複勝率17.1%

差し【5-4-3-44】
勝率8.9%・複勝率21.4%

追込【4-2-5-39】
勝率8.0%・複勝率22.0%

なんと、逃げて馬券になった馬は0頭。対して差し・追い込み馬が9勝、馬券圏内30頭中23頭を占めているように、全体成績(最初の表)と正反対と言える傾向が出ています。

この要因として考えられるのは

・中央競馬の1400m以下のダート重賞は2鞍(※)のみ

・そこにスピード自慢の短距離が出走してくる

・序盤のポジション争いが激しく前掛かりの展開になりやすい
現行の番組ではプロキオンSが小倉1700mのため

この辺りが挙げられます。

差し・追い込み馬に有利な展開になるのは必然とも言えるでしょう。

この中には以下のような人気薄も含まれていました。前でやり合ったところを漁夫の利のような形で差してくるわけですね。

根岸Sの人気薄好走馬
22年1着テイエムサウスダン(6人気)
21年2着ワンダーリーデル(10人気)
20年3着スマートアヴァロン(9人気)
19年3着クインズサターン(5人気)
18年1着ノンコノユメ(6人気)
16年2着タールタン(5人気)
15年3着アドマイヤロイヤル(15人気)
14年2着ノーザンリバー(8人気)
14年3着シルクフォーチュン(5人気)
13年1着メイショウマシュウ(5人気)

このような特殊な傾向を秘めている根岸Sで面白そうな馬をレビューしてみます。

1月27日(金)時点のレビューとなります。

1頭目 ギルデッドミラー
ダート替わりで一変、連対を外すことなく武蔵野S(G3)で重賞制覇と躍進しました。

NHKマイルC(G1)3着や古馬重賞でも好走があるように能力はありましたが、ワンパンチ足りていなかったところがダートで上手く噛み合ったのでしょう。

砂を被ってもしっかり脚を溜めることができていますし、直線の長い東京コースで末脚をフルに発揮することができています。

前走は2、3着が前残りという決着でしたが、今回は差し・追い込み馬に有利なレースですからより持ち味が生きてきそうです。

2頭目 セキフウ
スタートが不安定なところがあるため成績にムラがありますが、2歳時には3連勝で兵庫ジュニアGP(Jpn2)を制覇、3歳時には好メンバー揃いのユニコーンS(G3)でクビ差2着とレベルの高い走りを見せてきました。

前走は距離短縮&ブリンカー着用と、陣営が何とか一変させようとする意識を感じるレースでした。立ち遅れて後方追走になりながらも大外から最後まで力強く伸びてきました。

スタートが安定するに越したことはありませんが、今回は例え後ろからになったとしてもチャンスが残されています。上位争いに食い込んできてもいい1頭ではないでしょうか。

今週買うべき5頭はこれ!
PRシンクタンク
2023年の重賞レースも注目です!

・昨年の馬券候補5頭の実績
対象重賞レース数:129レース
推奨馬の馬連決着:60レース
回収率:102.3%

馬連での決着率はなんと約50%。収支もプラスとなれば、今年も目が離せません。

重賞は出走させる側の視点が的中を大きく左右する決定打です

根岸S・シルクロードSで本当に買うべき馬はこれです。

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Be The Winner とは?

GIを2勝した元調教師・平井雄二が重賞戦略アドバイザーとして監修。調教師時代に培った相馬眼を武器に、馬券の勝ち組を目指す競馬ファンの皆様に馬券で勝てる馬を教えます!毎週木曜に公開いたします。
平井 雄二

元調教師・生涯成績255勝

主な管理馬
・サクラスターオー(皐月賞・菊花賞・弥生賞)
・サチノスイーティー(アイビスサマーダッシュ)

1969年 騎手免許取得
1985年 騎手を引退
1985年 調教師免許取得
1987年 サクラスターオーで2冠達成
    重賞獲得調教師賞を受賞
2006年 サチノスイーティーでアイビスサマーダッシュを制覇
2011年 調教師を勇退

調教師時代に培った確かな“眼”を武器に馬券になる馬を見抜く“技”は圧巻の一言。

人気に関係なく“馬券で勝てる馬”を探求する姿勢は競馬ファンの強い信頼を得ている。

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