重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner
【チャンピオンズC】G1だけは思考を切り替えろ!激走パターンに合致する2頭を公開!
元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。
現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を生かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。
かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。
後半ではチャンピオンズC(G1)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。
先週のジャパンC(G1)ではレビューしたスターズオンアース(5番人気)が3着と好走してくれました。
チャンピオンズCの金言
前有利コースという思い込みは危険!?
今週から師走競馬に入りG1シーズンも残り僅か。毎週1鞍1鞍しっかり取り組んでいきましょう。
チャンピオンズC(G1、中京ダ1800m)は、2022年が8万馬券、2021年が5万馬券、2020年が20万馬券と波乱傾向の一戦です。
ファンの方たちが苦戦している原因の1つとして考えられるのが、中京ダ1800m戦でもG1とその他で傾向が異なってくる点でしょう。
まずは、中京ダ1800mのオープン特別・リステッド・G3・G2に限定した脚質別成績をご覧ください。(過去5年)
OP~G2の脚質別成績
逃げ【5-1-0- 9】連対率40.0%
先行【6-7-4-30】連対率27.7%
差し【2-4-9-56】連対率8.5%
追込【0-0-0-59】連対率0.0%
マクり【0-1-0- 0】連対率100%
逃げ・先行馬が圧倒的に有利なコースと言えます。これはファンの皆さんがイメージしている傾向と合致しているはず。
では次に、チャンピオンズCの過去9年の脚質別成績です。
チャンピオンズCの脚質別成績
逃げ【0-0-3- 7】連対率0.0%
先行【4-4-4-22】連対率23.5%
差し【3-2-1-44】連対率10.0%
追込【2-3-1-41】連対率10.6%
なんと逃げ馬の連対は一度もありません。
先行馬の安定感は一貫して感じられますが、差し・追い込み馬の連対率が一気に高まっているので「本当に同じコースなのか?」と思えてしまうほど。
差し・追い込み好走馬
22年1着ジュンライトボルト(3人気)
21年2着チュウワウィザード(3人気)
18年2着ウェスタールンド (8人気)
17年1着ゴールドドリーム (8人気)
16年1着サウンドトゥルー (6人気)
15年1着サンビスタ (12人気)
中には直線一気で人気以上の好走、大波乱を演出していることも見逃せません。
この背景には、
「序盤の先行争いが激化」
「ペースがあまり緩まない」
「勝負所で良い位置を取りに行く」
といったG1ならではの「より良いポジションを取りたい」「ポジションを譲りたくない」という意識が影響してきます。
“前へ前へ”という意識が連鎖することで前掛かりの展開となるため、序盤にジッと脚を溜めていた差し・追い込み馬にもチャンスが生まれるというわけです。
おまけに、このコースはスタートからゴールまでアップダウンが激しく、G1ペースと相まってハードさが激増することも関係しています。
今回は、展開を味方にして食い込みそうな馬をレビューしてみます。
※ 12月1日(金)時点のレビューとなります。
1頭目 メイショウハリオ
Jpn1を3勝、好メンバーが集まる帝王賞を連覇と中距離ダートでの実績は十分。いつも逃げ・先行馬を行かせてレース後半から勝負を仕掛けるタイプです。
今年はフェブラリーSでスタートミス、道中最後方から直線だけで3着に追い上げるなどハイレベルな末脚を持っています。
前走のJBCクラシックは久々で反応が鈍く、且つ前が止まらない展開&馬場で4着に敗れましたが、この一戦で評価を下げる必要はないでしょう。
ひと叩きされ、タフな流れになりやすいレースで力と力のぶつかり合いとなれば巻き返すチャンスは十分にあります。
2頭目 ハギノアレグリアス
条件戦3連勝後に屈腱炎になってしまい出世が遅れたものの、復帰してからも順調に結果を出し続けて前走シリウスS(G3)で中央重賞制覇。
今の充実度であれば6月の帝王賞(Jpn1)での差が詰まってきても不思議ではありません。
こちらも流れを見ながら後半勝負というタイプ。中京では3戦3連対とコース適性を見せている点も強調できます。
いかにも暮れはココを大目標にしてきたローテーションで、中間の動きにも切れ味が感じられます。このG1特有の展開を味方に付けてゴール前で一気に追い込んでくるでしょう。
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