重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

提供:シンクタンク

重賞戦略アドバイザー・平井雄二のBe The Winner

【京成杯】近年でここまで急変!?出走に強い意志を感じさせる注目馬2頭!

元調教師の平井雄二です。今週もよろしくお願いします。

現在は、長年競走馬を間近で育ててきた経験を生かし、重賞戦略アドバイザーとして予想家やファンの方とは違った視点で皆さんの馬券に貢献できるよう活動しています。

かなり昔の話ですが、サクラスターオーという管理馬で皐月賞と菊花賞を勝たせてもらいました。今は皆さんと同じように馬券になる馬を探す日々です。

後半では京成杯(G3)の金言に合う馬をレビューしているので是非参考にしてください。

京成杯の金言
賞金加算の狙い方に変化が出てきた

今週、中山競馬場では3歳重賞の京成杯(G3、中山芝2000m)が行われます。昨年は勝ったソールオリエンスが次戦の皐月賞(G1)勝利とG1馬を輩出しましたね。

このレースには、先週のシンザン記念(G3)と似た傾向があります。

1着が新馬戦組のノーブルロジャー、2着が未勝利戦組のエコロブルーム、3着が未勝利戦組のウォーターリヒトだったことからピンと来る方もいらっしゃるでしょう。

京成杯の過去10年を2分割(2014~2018年、2019~2023年)して、前走クラス別成績を比較してみます。

前走クラス別成績(2014~2018年)
G1【1-0-0- 4】複勝率20.0%
G2【0-1-1- 9】複勝率18.2%
G3【0-1-0- 8】複勝率11.1%
OP【1-0-0- 7】複勝率12.5%
1勝【3-1-2-19】複勝率24.0%
未勝【0-2-0-11】複勝率15.4%
新馬【0-0-2- 5】複勝率28.6%

前走クラス別成績(2019~2023年)
G1【1-0-1- 3】複勝率40.0%
G2【0-0-0- 4】複勝率0.0%
G3【0-0-0- 7】複勝率0.0%
リス【0-1-0- 1】複勝率50.0%
1勝【0-1-1-11】複勝率15.4%
未勝【0-2-2-13】複勝率23.5%
新馬【4-1-1- 6】複勝率50.0%

近5年は新馬からの直行組が最も勝ち切っており、3着以内の回数では未勝利組が次点で続いています。前半の5年間では1勝クラス組が活躍していましたが、だいぶ様子が変わってきましたね。

新馬戦組の好走馬
23年1着ソールオリエンス (2人気)
21年1着グラティアス   (1人気)
20年1着クリスタルブラック(7人気)
20年2着スカイグルーヴ  (1人気)
19年1着ラストドラフト  (4人気)
19年3着ヒンドゥタイムズ (7人気)

あくまでも結果論ですが、昨年はデビューから2連勝でホープフルS(G1)も6着、1番人気に支持されたセブンマジシャンが3着。新馬戦組のソールオリエンスが1着、未勝利戦組のオメガリッチマンが2着でした。

年が明けて3歳馬という扱いにはなったものの、まだまだ2歳戦の延長線上。体が完成し切っていない時期では安定して能力を発揮するのも簡単ではありません。レースを経験することで得るものも多々ありますが、ダメージや精神面の悪い変化も隣り合わせ。

ただ、このことが新馬戦組の活躍している理由としては物足りない。そこで着目したいのがレース間隔です。

新馬戦組のレース間隔
23年1着ソールオリエンス (中8週)
21年1着グラティアス   (中11週)
20年1着クリスタルブラック(中4週)
20年2着スカイグルーヴ  (中10週)
19年1着ラストドラフト  (中6週)
19年3着ヒンドゥタイムズ (中5週)

比較的ゆったりしたレース間隔。1勝クラスに出走したり、抽選覚悟でG1挑戦したりせず、ココに狙いを定めてきた印象です。もともと京成杯は出走馬が殺到するようなレースではなく1勝馬でも出走しやすい。

余力タップリの調整で勝負することで一気に賞金加算を狙う作戦が成り立ちます。

春のG1参戦を目指している馬にとって、この時期はのんびりしていられません。でも出来れば消耗は減らしたい。余計なレースを挟むことなく重賞で賞金を加算することは寧ろ理想的とも言えます。

当然、陣営としても「重賞でも通用する」という手応え、自信があってこそ。

近年の傾向を意識しながら面白そうな新馬戦組をレビューしてみます。

1月12日(金)時点のレビューとなります。

1頭目 バードウォッチャー
中8週。新馬戦では決していいスタートではなかったですが、軽く仕掛けて中団追走。促して行っても上手く折り合えたのは好印象です。

スローペースでジッと脚を溜めて直線で末脚全開。真っ直ぐ力強い伸び脚で、目標にしていたワイマングをキッチリ差し切りました。

レースを教え込みつつの勝利で、初戦としては上出来の内容でした。父ブラックタイド×母アパパネの良血、ルメール騎手&国枝調教師のタッグ。目標もきっと高いことでしょう。

近5年、ルメール騎手はこのレースで【2-1-1-1】と上位争いの常連です。中山へのコース替わりでどのように乗りこなすのか見ものですね。

2頭目 グローリーアテイン
中6週。こちらはスタートを決めてスムーズなポジション取りに成功。終始、先行集団の外目でピタリと折り合いレースセンスの高さを見せました。

外目を走っていた分、4コーナーでは余計に力を使うところはありましたが、直線に入ってからも反応良く、終い2ハロンは10.9-11.2と切れました。

一連のレースぶりから、小回り中山へのコース替わりも難なく対応できそうなタイプ。ペースアップにもスッと対応できるでしょう。中山の短い直線で早めに抜け出す形が作れれば、粘り込みが狙えそうです。

日経新春杯で買うべき5頭はこれだ!
PRシンクタンク
人気馬も人気薄も関係なく、買うべき馬が分かる!

元調教師の経験・知見から、陣営の視点や思惑に着目。導き出した答えはこれだ!

重賞レース的中のカギは、出走させる側の視点にある!

今週は、特別に日経新春杯で本当に買うべき馬5頭を教えます。

無料で見る

うまスクエアメンバー登録

STEP:1メールアドレス入力

メールアドレスの入力

うまスクエアからのメルマガを受け取りたいメールアドレスを入力して下さい。
※携帯のメールアドレスでも、ご利用頂くことが出来ます。

入力されたメールアドレス宛てに【仮登録メール】をお送り致します。
【仮登録メール】に記載されたURLをクリックして頂くと、うまスクエアへのメンバー登録が完了します。

  • メールアドレス(半角英数字)
Be The Winner とは?

GIを2勝した元調教師・平井雄二が重賞戦略アドバイザーとして監修。調教師時代に培った相馬眼を武器に、馬券の勝ち組を目指す競馬ファンの皆様に馬券で勝てる馬を教えます!毎週木曜に公開いたします。
平井 雄二

元調教師・生涯成績255勝

主な管理馬
・サクラスターオー(皐月賞・菊花賞・弥生賞)
・サチノスイーティー(アイビスサマーダッシュ)

1969年 騎手免許取得
1985年 騎手を引退
1985年 調教師免許取得
1987年 サクラスターオーで2冠達成
    重賞獲得調教師賞を受賞
2006年 サチノスイーティーでアイビスサマーダッシュを制覇
2011年 調教師を勇退

調教師時代に培った確かな“眼”を武器に馬券になる馬を見抜く“技”は圧巻の一言。

人気に関係なく“馬券で勝てる馬”を探求する姿勢は競馬ファンの強い信頼を得ている。

PR

境和樹 SNS

コンテンツ一覧